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Web制作案件の相見積りやコンペで、受注されやすい見積り金額の設定と、提案をする際のポイント。

Web制作の新規のお仕事をいただく際、相見積やコンペで複数の制作会社と比較検討されることが多々あります。

相見積やコンペというと、大手の制作会社や広告代理店の方が強いというイメージ、または、価格競争で安い制作会社が持って行ってしまう、というイメージを抱かれている方もいらっしゃると思います。

わたしは、自分から営業をかけるとからきしダメなのですが、コンペや相見積の問い合わせを受けると、8~9割くらい確率で仕事を取れています。
(相談数に対しての割合なので、過大評価はしないでくださいね。)

もちろん、仕事を落としてしまう(失注)こともありますが、社員5名程度の小さな制作会社にも関わらず、大手の制作会社やシステム会社とのコンペに勝ってきました。

小さな制作会社は、制作体制(リソース)の面で不安がられたり、大きな案件だと取りにくい、と思われがちですが、逆に小さな会社のフットワークの良さを活かして無駄なく提案をすれば、仕事は取りやすくもなります。

わたし自身は、特に提案力がすごいとか、マーケティングに強いとか、個人でクリエイターとして名前が売れているとかそんなわけではありません。言っては悪いですが、会社だってデザインで有名というわけではありません。しかし、小さくて無名でも、仕事は取れています。

わたしは10年前に会社の経営に携わってから、自分なりに仕事を取るということを、他人事ではなく自分のこととして、それなりに真剣に考えてきました。最初はやっぱり仕事が取れなくて焦りました。

でもその中で、小さな会社で社員は少なくても、業界で有名ではなくても、ちょっとした工夫と気配りで仕事は取りやすくなる、ということに気が付きました。

それは、他の制作会社や大手の動きをみていて、大人数の会社だからこそ、彼らに不足している、ちょっとした隙間を狙うことです。

もちろん100%ではありませんが、この会社に仕事をお願いしたい、と思わせることは、ちょっとしたことの積み重ねなのだと思います。

そこで今回は、わたしがいつもコンペや相見積の時に、仕事の受注角度を高めるために、意識して気をつけていることを紹介したいと思います。
提案力に自信がない、コンペで仕事が取れない、相見積で勝てない、という方の少しでも参考になればと思います。

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