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日常スクラップ

今じゃあもう屑鉄のような
もう終わっている物語。


こうり

 いつの間にか部屋の中に小川が流れていた。どこから来たのだろう、と首を傾げているうちに、横から伸ばされた手が川に差し込まれた。「これはこうりが溶けた水ですよ」美味しいんですよねえ、これ。嬉しそうにそう言うと、出し抜けにその手をぺろりと舐める。「汚いですよ」と咎めても、「この水はこうやって楽しむのが一番なんですよ」とからかうように言うばかり。僕は諦めて「こうりとは、氷となにか違うんですか?」と聞いた。
「君も、かな文字を習い始めたばかりのときに、『こおり』と『こうり』を間違って書いたことがあるでしょう?そうやって間違える人があんまり多いから、生まれてしまったんですよ、『こうり』という存在しない物体がね」なるほど、たしかに小学一年生のプリントやらテストやらで何度も聞かれた覚えがある。あの頃は『お』と『う』の区別もつかなかったのだな、と少し懐かしい気分になった。が、そういえば今でも雰囲気のことをふいんき、とつい言ってしまったりするのだから僕はあまり進歩していないのかもしれない。
 そんなことをつらつらと考えていると、突然「あぁ、それと『こうり』にはひとつ、面白い特性があるんですが、聞きたいですか?」と不敵に笑んだ彼に聞かれた。面白そうな予感しか感じさせない、そんな笑みを向けられてしまえば、「はい」の他に答えられるはずがない。黙って首を縦に振ると、その笑みはいたずらっ子のようなものに変わる。それから彼は大仰に腕を振り、こう話した。「実は『こうり』には実体がないんですよ。あるのは、『こうり』の溶けた水だけ。そして、この水は水流以外の姿では現れたことがないんです。この水流、突然現れたでしょう?そうやって現れては消えていくんです。誰も見たことはないのに存在することになっていて、しかもそんな奇妙な形でしかこの世界に存在できない。ね、不思議でしょう?この『こうり』というものは」
 長台詞に疲れたのか、彼はやにわに川のそばに座り込んだ。それから、すっかり唾液まみれになってしまったその手を水流の中に差し込み、ゆらゆらと泳がせ始めた。それは洗っているようにも、光の屈折を観察しているようにも見えた。
 それをぼうっと見ていると「ほら、君も飲んでみてくださいよ」と彼に手招かれた。誘われるままに水流のそばに座り、顔を近づける。水底はたしかに部屋の床であるのだが、妙に奥行きがある。まあ、そうでなければ手が差し込めるはずがないのだけれど。おずおずと手を差し込む。水にしては柔らかい手触りだ。手と水の間に膜でもあるような感覚がある。そっと引き抜けばつぷ、と形容したくなるような感覚とともに水が滑り落ちていく。手についた水は柔らかく輝いている。興味の赴くままにそれに舌の先をつける。
「美味しいでしょう?」その問いに返事はできそうになかった。味蕾から脳へ、そして体中へ駆け巡っていく不可思議な感覚で、なにもかもが綯い交ぜになっていく。脳に靄がかかる中、ぷかぷかと疑問が湧いてきた。『こうり』などという得体のしれないものを、どうして僕は口にしたのだろうか。得体のしれないものに慣れすぎていたからだろうか。そもそも僕にそれを口にすることを勧めたのもまた、「得体の知れるものなど、もう君は持たないでしょう?」静かな声。あぁ、「そういえば、そうですね」いつものような調子で声が出た。途端、脳の靄が晴れる。
「あまり、好きな味ではないです」そう答えると、彼は悲しげに目を伏せた。「残念です。…おや、もう枯れてしまった」突然現れる小川は去るのも突然であるようだった。『こうり』の水は、どこを探してももう見つかりそうにない。僕は何故だか、そのことがひどく嬉しく、また、ひどく残念だった。




ぬえ

 ひい、ひい、と鵺が哭く。光を押し込め、音さえも閉じ込めてしまいそうな、深く黒い夜の帳の向こうから、訴えるように鵺が哭く。
 小説を読む手を止め、思わずその声に聞き入っていると「あれは、ただの虎鶫ですよ」と隣から静かな声がした。「鵺なんていう得体のしれないものになど、してやらないでくださいね」彼はそう言ってにっこり笑った。
 僕は何故かその言い様が気に入らず「姿が見えないのに、どうして違うと言い切れるんですか?」と彼に問うた。彼は少し愉快そうにはは、と笑い「鵺、なんてものはもとから存在しませんからねえ。見えなくとも、見なくとも、自明でしょう?」と言った。「見えないから恐ろしくて、あれが鳥であると信じたいのに信じられない。そのくせ、もとは声だけの得体のしれない存在だったというのに、姿まで付け足して、更に恐ろしいものにしてしまった。まあ、退治できるものにしたかったのかもしれませんけどね」長口上の間も、鵺の声は止まない。近づいてきたようにすら思える。
 彼はずい、と僕の方を覗き込み「君も、恐れから来る幻覚に惑うんですか?」と言った。残念がるような台詞だと思ったけれど、見上げた顔は依然として楽しそうなままだ。「そうそう、与えた姿が知っている恐ろしいものを無理に合わせたものだというのも、なかなか面白いことですよねえ」彼らしい、いや、彼らしくない?悪趣味な笑い声と、鵺の哭く声が混ざり合う。「人は得体のしれないものを恐れるのに、実在するものを簡単に怪異という存在し得ないものにしてしまう。いやあ、愉快極まりないことですよ」僕は初めてこの人を恐ろしいと思った。そして、それが初めてであることに驚いた。人を心底見下すように愉快だ、と言う彼は鵺よりも余程不気味だった。「まだ君はあれを鵺と呼ぶつもりなんですか?」ひい、ひい、ひい。鵺の声は、未だ止まない。
 のっぺりとした沈黙の後、彼は「その手に持ってるの、探偵小説ですか?」と打って変わって暢気な調子で話し出した。それに困惑しつつ僕は「…アルセーヌ・ルパンですよ」と返す。「ああ、本当だ、書いてありますね。まあ、似たようなものでしょう、怪盗も探偵も」「似ている?」「ええ…どちらも、鵺と同じく存在しないものでしょう?」彼はまた笑った。今度は子供に向けるような、教師のような笑顔だった。僕はその表情に苛立ちを覚えつつ「探偵は、存在するでしょう」と言った。けれども彼は想定内、と言わんばかりの満足気な笑みを浮かべ、こう語り始めた。
「現実世界に探偵小説に出てくるような愉快な探偵さんはいないでしょう?現実で探偵がすることといえば、浮気調査か猫探しか、まあ、そのくらいのものでしょう。そりゃあ、それだって立派な職業ですが、彼らは推理はしません。『名探偵みなを集めてさてと言い』なんていうのはファンタジーであるわけです。怪盗だってそうです。あんなのは端的に言ってしまえば泥棒です。単なる犯罪者です。けれども人はあれをヒーローかなにかのように言いますね。なぜ彼ら怪盗は許されるのか、快盗と泥棒の何が違うのか。それは実在するか否かだけなのだろうと私は思います。あるいは浪漫か」彼はそこまで一息で言い切ると、深く息を吸い込んだ。それから一段声を張り上げ、「そう、浪漫です!」と叫ぶように言った。「浪漫とは、実在しないものを求める心のことだと私は解釈しています。それがどんなに恐ろしいものでも、『面白そうだから』という理由だけで人々は幻を作り出してしまうのです!愉快だと思いませんか」彼は一際眩い笑みを浮かべてそう言った。暗い太陽のような笑みだった。「探偵、快盗、そして鵺。どれも現実世界に存在するものが元となっていますよねえ。…似ているものが実在してしまうから、人々はそれらの断片をつなぎ合わせ、夢を見てしまうのですよ。それがどんなに醜い怪物に成り果てようとも」そんなに幻がいいんですかね。最後に小さく付け足されたその声は、あっという間に鵺の声と夜の闇に吸い込まれていった。後には暗い太陽だけが浮かんでいる。「そんなもの、存在しませんよ」彼はそう言って沈んだ。
「あれは、鵺ですよ」言葉が口からまろび出る。まるで鵺の声に引っ張られたようだった。「虎鶫ですよ」彼はまたにっこりと笑った。憤りの滲んだ顔だった。「鵺です」自分でも何故こう頑なになっているのかわからない。ただの興味本位なのかもしれない。ひいひいと哭く鵺に惑わされているのかもしれない。「あれはただの鳥ですよ。聞こえてくるのも、ただ少し不気味なだけの声です」彼が何故あれを鵺と呼ぶのを嫌がるのかもわからない。愉快であると繰り返す様は何かを隠そうとしているようだったな、と今更ながら思う。何故、何故、何故。理解できないことばかりだ。だから僕は彼を問い詰めた。「あれは鵺だ」と繰り返す形で。7度目で彼の笑みは崩れた。彼は呆れたような怒りを浮かべ、「虎鶫だと、思っておきなさい」と諭すように言った。「何故ですか」なおも言い募ると、彼はまたにっこり笑った。何も窺い知れない笑みだった。
「現実であるためですよ」僕はようやく悟った。理解できないのではなく、理解してはいけなかったのだ、と。
 ひい、ひい、ひい。声は、未だ止まない。



思い出話

「毎年同じ頃に咲く花なんて僕は嫌いです」物陰に咲くドクダミを見てそんなことを言う。その顔にはらしくなく、厭わしさが滲んでいる。「思い出をその花に託してしまいそうになる」吐き捨てるような言い様だった。けれど、僕はどうしても気になってしまって「ドクダミに託したことはあるんですか」と、つい聞いてしまった。機嫌を損ねてしまったか、と不安になりながらそろそろとその顔を見遣る。彼は思いの外常のような表情でいた。そして少しの沈黙の後、はは、と気を抜くように笑って「蚊にさされたあとを掻いていたら祖母に塗りつけられた、そのくらいですよ」と肩を竦めて言った。「…効くんですか、それ」「あまり。君、これ嗅いだことあります?」彼はそう言いながらドクダミの葉を指で揉み、その指を近づけてきた。僕は慌てて数歩下がる。「ありますよ。ありますから止めてください」「そうですか…」
 それからしばらく歩いていると、突然前を歩いていた彼の足が止まった。なんだ、と思い彼の肩口から覗き込むと、そこは白で埋まっていた。一瞬息が詰まる。その白色はゆらゆらと蠢き、僕たちの方に向かってくる。そして僕たちはそのまま、一つの生物のようなそれに飲みこまれた。小さな羽虫が頭をよぎったが、それらに虫のような不快感はない。むしろ、僕はこの光景に懐かしささえ感じた。彼はその白色に手を伸ばし、それからその細指で器用にひとつの綿毛を捕まえ、優しい仕草で手のひらに乗せた。そして「春ですねえ」とつぶやいてから、それにふっと息を吹きかけた。すると、それはまるで命を吹き込まれたかのように、風にのって飛んでいく。そしてすぐに他の白色に混ざって見えなくなってしまった。「やはり手のひらの上より風に乗っているほうが似合いますね」彼はそう言って微笑った。
 靄のような白色が過ぎ去ると、その向こうから子供がかけてくるのが見えた。その手にはたんぽぽの花束が握られている。殆どが白色のその花束からは次々と綿毛がこぼれでて、風に拾われている。子供はそれが楽しくて仕方がないようだった。僕はそれを見ながら、幼かった頃の自身の姿を思い出した。友達と綿毛を吹きあったこと、シロツメクサで冠を作ったこと、けれど不器用だった自分は結局指輪しか作れなかったこと、器用な友達が羨ましくて仕方がなかったこと。ある一つの花を見ただけだというのに、他のつながった思い出が次々と湧き上がってくる。ああそうか、花に思い出を託すとはこういうことか。久しく忘れていた友のことさえ、たんぽぽは思い出させた。もしかすると彼はそれが恐ろしいのかもしれない。「懐かしいですか?」「…そうですね」そうなのだとすれば、彼は本当は花すべてが嫌いなのだろうし、この世すべてが嫌いで仕方ないのだろう。「あなたは思い出が一番嫌いなんでしょうね」独り言のように、恨み言のようにそう言うと、彼は子供のように屈託のない笑顔でこう言った。「思い出を他の何者かに奪われるのが、嫌いなだけですよ」



怪談話

 黒板の隅に20の正が並んでいる。「百物語の痕跡でしょうね」汚れたおんぼろの床をそっと撫でながら、彼は懐かしむようにこう続けた。「蝋燭は使わなかったのでしょうね。それなら多少なりとも燃え滓や溶けた蝋が残っているはずですし…そもそも正の字なんて必要ないはずですから」そして、残念そうに目を伏せる。それが僕には不気味に思えた。まるでそれをした彼らに、百物語を完遂してほしかった、と思っているかのような言い様だったから。「霊を呼び出す気がないのに百も怪談をするなんて、酔狂ですね」そう言うと、「最近の怪談なんて、納涼のためのものですからね」とつまらなそうな、いじけたような声が返ってくる。困った。不機嫌な人間はあまり得意ではない。けれどその口は恨み言を吐くのをやめようとしない。どうやら機嫌を取るしかないらしい。それもまた、不得意のうちではあるのだけれど。
「怪談、してみます?」百とまではいかなくとも、一つくらいなら僕にも知っている話がある。けれど彼は「怪談はむしろつまらないでしょう。ここは条件が揃いすぎていますから」と肩を竦めた。そして、「どうせならこういうのはどうです?怪談についての会談、とか」とそのつまらない駄洒落に反して真面目な声で誘われる。「幽霊は存外、駄洒落なんかのくだらないものが好きらしいですよ」多分嘘なのだろうな、と思う。けれど、あり得る、と一瞬思ってしまったのだから僕も大概おかしくなっているのだろう。「何から話します?」そう答えると、待ってました、と言わんばかりの微笑みを向けられた。機嫌取りには成功したらしい。
 彼はぴん、と指を立て「君が怖いと思う怪談、なんてどうです?」と言った。僕が怖いと思う怪談。改めて考えてみると案外わからないものだ。人間が一番怖い、とはよく言うけれど僕はその手の怪談話はあまり好きではない。純粋な怪異のみで人を恐れさせることのできるような怪談が僕は一番好きだ。「じりじりと恐怖のにじり寄ってくるような怪談、ですかね」ほう、というつぶやきが聞こえた。どうやらお眼鏡にかなったらしい。彼の目は爛々と輝き僕に続きを催促してくる。「怪異が来た途端にすぐに死んでしまうのってあんまり怖くないと思うんです。いつかはわからないけれど、必ず残虐に殺されてしまう、そのほうがずっと恐ろしいように思いませんか?」その輝きに誘われるままにそう続けると、「死とは忍び寄るものですからね」という返事があった。その言葉に僕は何故か心の底が冷えるような心地がした。別に怪異なんてなくたって、人はいつか、必ず、しかも、自分では何一つわからないままで。「…本当は僕、死の絡む怪談はあまり好きではないんです」ぽつんと呟くと、「当たり前でしょう、だって君は生き物なのだから」と安心させるような声音で言われた。「死、なんて実感したい人はいないんですよ」
 それから、僕は懺悔するような心地でこんな話をした。「僕、一度やったことがあるんです。本当の百物語。正しい手順を調べて、そのための場所も全部きちんと用意して。そこまでして、と今では思えるんですが、あの頃は僕、どうしても霊に会ってみたくて仕方がなかったんです」それは僕にとって酷く輝かしい夏の思い出だった。いつ、どこで、誰とやったのかすら、ほとんどのことを今ではもう忘れてしまったけれど。「会えたんですか?」と不釣り合いなくらいに楽しげな声で聞かれる。「会えませんでしたよ」霊にはね。そう言い継ぐと、残念そうな表情になろうとしていた顔が一瞬固まる。「それならば、何に会ったんですか」そう言おうとしたらしい唇が少しだけ震え、代わりに「忘れてしまった、と言いませんでした?」と言葉を紡いだ。無意識であるようで、しかも彼はそう言ってしまったことの問題点には未だ気づいていないようだった。僕はそれに気づきながらこう言った。「言ってませんよ」忘れたかどうかなんて、何一つ。



夢の人

「夢の人、君は僕を殺しに来たんですか」
 彼はそう言って寂しげに笑い、ハリボテの教室を壊した。
 そして腕を広げ、声高に叫ぶ。
「しかと見よ、これが君の望む終末だ」

 朝であるはずの空には彗星が降っていた。
 つまり今日、世界は終わってしまうんだろう。

「君は最初から幻でした」
 彼は真っ白い光を背負っていた。それは後光のようだったけれど、彼はただの人だった。
「僕はそれを知っていなければいけなかった」
 ただの人であるその人は、泣き出しそうな顔で僕を見ていた。初めて見る顔だな、と妙に冷静な頭で思う。その人はいつだって、笑っていたはずだった。…そんな気がする。
「どうせ僕も幻なのに」
 僕はこの人を知っているはずだ。随分と長い間、同じところで生きていたはずだ。いや、長かっただろうか。ほんの一夜だけだったかもしれない。
「君に望まれたこと、それがどうしようもなく嬉しかった」
 この人はそもそも人なのだろうか。いつから僕はこの人を人であると思っていたのだろうか。なぜ僕はこれと親しげに話していたのだろうか。
「だから僕も望んでしまった。何もかも違うのに」
 そもそも、僕は、誰だ。
「ごめんね、そしてさようなら、夢の人」
 ぴ、ぴ、ぴ。場違いな甲高い音を立て、彗星が、落ちてくる。
「君はまだ、僕の夢を見てくれますか」

ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、ぴぴぴぴぴぴぴ…

















人の夢

「儚きもの、それは人の夢」

 春の夜の夢の終わる日に僕はうっそりと笑う。常春の国であったその場所の、もう枯れた花に水をやれば、かつての幻想じみた春の匂いが本当に幻想になってやってくる。

「生とは夢、いずれ無に帰する夢」

 彼のいない孤独が、純然たる暗闇となって僕の肺を侵す。一人きりであったとは思わない。彼もまた夢をさまよい歩く者の一人であったのだろう。

「死とは目覚め、胡蝶の目覚め」

 此の世はすべて胡蝶の見る夢。僕も彼もこの場所も、鼻提灯を針でつつけば泡沫となり弾け消えるだけのもの。だから、ここにいた彼は弾けた。

「胡蝶、それは現の人々」

 僕は夢で、彼は現で生きる者だったのだ。それを僕が連れてきてしまった。僕が彼と会えたのは、夢路が一時重なっただけのこと。胡蝶が彼を嘘にしたから、彼はもういないのだ。

「現であった此の世は、死とともに夢と為る」

 胡蝶であった君へ。
 君はまた、君の夢を見てくれますか。

「けれど、それもまた、人の夢」

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