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【自宅スキーTr】03 滑走姿勢を変えるエクササイズ Sポスチャー編

今回はセンターポジションに入りやすくする為の、滑走姿勢改善エクササイズについてです。

人の身体は皆、それぞれ違います。
全員が全員あてはまるエクササイズや練習などは無く、自分自身には何が有効かしっかりと身体の特徴を知ることが必要です。☜アセスメント

カタチ(スキー理論や方法論)を全員に当てはめる事は怪我に繋がったり上達の妨げになります。

※自身の身体の特徴を知った上でエクササイズを実施しましょう。
※痛みが伴ったり、効果が出なかったら違う方法を試みましょう。

⒈自宅トレ・アセスメント編

まずは2つのアセスメント(客観的評価)で身体の状態を把握します。

<アセスメント1>息吐けてますか?

息を吐き切った後に楽な状態で何秒息を止められるかチェックします。
動画↓

<アセスメント2>股関節動いていますか?

膝を抱えた状態から片方の脚を伸ばします。
その際に、腰が地面から離れたり、腿と床の間に隙間が開いたり、抱えている膝が胸から離れないかチェックします。
動画↓

もし上記2のアセスメントの結果で改善点を見つけられた方はラッキーです。
適切なポジションで滑りづらいのは身体機能の影響を受けているからです。

自宅でコレクティブエクササイズ(改善エクササイズ)を実施することで、雪上での動きに繋がります!!

でわ、自宅トレ・コレクティブエクササイズ編いってみましょう。

⒉自宅トレ・コレクティブエクササイズ編

<アセスメント1>が不十分であった方は、
呼吸を最適化するためにも、後背部(後縦隔)の拡張、肋骨の内旋が必要となります。
⑴、⑵のエクササイズで改善しましょう。

<アセスメント2>が不十分であった方は、
股関節のストレッチと骨盤・仙骨の動きが必要となります。
⑶、⑷のエクササイズで改善しましょう。

⑴ローオブリーク・サイドリーチ(アセスメント1)

このエクササイズは、昨年こちらの記事で紹介しました→記事

赤丸の箇所を膨らませるイメージです。

次に息を吐き切るエクササイズです。

⑵椅子押し呼吸エクササイズ(アセスメント1)

⑶付け根ストレッチ(アセスメント2)

痛めやすい箇所のため、いきなり伸ばさず無理のない範囲でストレッチしましょう。20秒〜30秒を2セット。

⑷ヒップエスカレーター(アセスメント2)

矢印の様につま先が外は間違え

不良例です↑
脛の外捩れに気をつけましょう!!

以前の記事で上半身のアライメントの改善エクササイズも紹介してます↓

⒊自宅エクサイズ・動き作り編

身体機能の土台が整ったところで、次は動き作りです。

体の前でハーフカットポールなどを持つと、動作がスムーズに行えます。
またエラー動作の修正も可能です。

鳩尾おへその下にポールを合わせます。ポールがこの2点から離れないようにしましょう。

膝に不安がある方は無理せずに行いましょう。

①膝立ちポジション確認

ポールが体から離れてしまう不良例です。

腰の反り(Sポスチャーや骨盤後傾)に気をつけましょう。

Sポスチャーです。ハーフカットポールがおへその下から離れています。

出来たら立っても実施。

②立位ポジション確認

足裏全体に乗れている事が大切です。しっかり踵が落ちているか。


次回は、後傾姿勢の改善についてです!!

前回の記事で、センターポジションと身体機能について足圧を中心にまとめてます。


フィジカルコーチ 大野高峰
プロフィールはこちら
ジュニア〜シニアスキーヤー/スキービギナー〜全国大会入賞などの競技スキーヤーや技術選プレーヤーをグループ指導やパーソナル指導する中で、
私が経験し勉強してきたことをお伝えできたら幸いです。
私自身も全日本スキー技術選に挑戦中です。
リンク←詳細やお問い合わせはこちらからお願いします。

ホームページはこちら↓
https://high-peak.jimdosite.com

日々の活動で考え、感じたことを共有します!! 大学や高校の部活動にてフィジカルコーチ(トレーナー)として活動しています。都内のジムでパーソナルトレーニングの指導も行ってます。特にスキー選手を指導する機会が多く、私自身も元アルペンレーサーです。