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タマミ出演作品リスト

私は現在、手塚漫画にハマっており、キャラの中では火の鳥未来編の女性、タマミが最推しで嫁にしたいほど気に入っています。。そのタマミが出ている作品を一通り述べたいと思います。
ざっと述べると以下の作品にタマミは登場しています。
・火の鳥未来編
・ブラックジャック「血が止まらない」
・アストロボーイ・鉄腕アトム(アニメ34話、漫画版3巻)
・マリンエクスプレス(漫画版)
・火の鳥大地編(舞台版シナリオ、朝日新聞小説版)
基本的にマサトと共演することが多いです。
火の鳥未来編

 元となる基本的なタマミ。正体は変形生物ムーピー(世間ではペットとして扱われる生物)であり、人間の女性の姿に変身している。クルクル渦巻いたロングユルウェーブの青紫の髪をしており、人間の理想とする美人の容姿をしている。主人公山之辺真人の恋人。とても優しく、人類戦士の教条主義者で冷たい性格だったマサトに対し人間らしい感情を吹き込ませた素晴らしき存在。マサトのためなら死を覚悟に体を犠牲にまでして救おうと決断するほど、人間を超えた女性の感情を有している。
猿田博士の研究所にある人工羊水の入ったカプセルの中に入っている女性として印象的。
その容姿から、人類滅亡後にロックは宇宙へ逃亡しようとする際に子孫繁栄のための拉致を目論み、猿田博士からは片思いされる。
物語の後半で500年のムーピーの寿命を尽きて電池が切れるように死亡してしまう…。その後、マサトによってロボットのタマミや合成生物のタマミが造られるが、身体はタマミであっても中身はマサトを馬鹿にするなど不完全な性格であった…。失敗したロボットのタマミは201体にものぼり、そのタマミが山積みになって置かれているシーンは衝撃的である…。そして同時に儚く悲しさを感じさせる…タマミは人の手では容易に作れないほど美しい人格の存在であった…。そう思わせられるシーンでもあったりする…。
最後は数億年の時を超えて、肉体を離れ魂(コスモゾーン)となったマサトが、火の鳥の中で同じくコスモゾーンとなったタマミと再開し、マサトとタマミの二人のコスモゾーンが一つに混ざり合って永久に結ばれるのだった。

火の鳥未来編(アニメ版)
 設定は大まか同じだが、マサトがロックに殺されて悲しむシーンがあったり、ムーピーゲームの夢の世界でマサトと一緒に家族を持って過ごしたりするシーンがある。タマミの死後にマサトが造ったであろうタマミの美術品(タマミの絵画や銅像)のオリジナルシーンがあるが、ロボタマミなどのシーンはない。

ブラック・ジャック「血が止まらない」:由紀

由紀という名前として博(マサト)と共演。手塚治虫が未来編以外で描かれた唯一のタマミ。血友病という遺伝病の病気持ちでマサトとの結婚を断ってしまう。しかし博も悪性貧血で病気持ちであり、ブラックジャックに由紀に対して嘘の手術をした後、突如亡くなってしまう。
未来編とは逆にマサトが先になくなってしまい、タマミは手紙を読んで涙を流しながら物語は幕を閉じる…。
ちなみにこの話の回は秋田文庫では未収録で、チャンピオンコミックス3巻でしか見れない…。

アストロボーイ鉄腕アトム(アニメ)
34話「変形生命ムーピー」

 火の鳥と同じムーピーの設定だが、蛇や犬、鳥、オオカミなどいろんな生き物にも変身できる。猿田博士率いる月面調査隊がムーンタワーで出会ったムーピーだが、調査隊の一人がそのムーピーをうっかり光線銃で殺してしまい、その殺したムーピーの細胞の一部を猿田博士が持ち帰って培養して新たに生まれ変わったのがタマミ。
タマミという女性の姿は猿田博士の理想の架空の女性の姿である。なのでこのタマミは猿田博士のために変身しており、自分を救ってくれた恩がある。未来編と同じように人工羊水の中に入っているシーンがある。
突如やってきたロックによってルナライトの窃盗事件の犯罪に利用されてしまう…。
ムーンタワーのナビゲーションとして存在しているムーピーのようで、地球上ではルナライトの石のエネルギーがないと生きていけない。ルナライトのエネルギーを失うとタマミは石になってしまう…。

アストロボーイ鉄腕アトム(漫画版3巻 姫川明)
 アニメと同じムーピーとしてだが、設定が大きく異なっている。猿田博士とは関わりがなく、ロックが思い描く母親のような優しい女性として変身した姿がタマミとなっている。6年前に暗黒街の闇市で売り出されていたムーピーをロックが買い取って救ったという。それ以降アニメと同じようにルナライトの窃盗犯罪に利用される。
ムーンタワーは出てこないため、火の鳥に使える宇宙生物ムーピーとして登場。地球についたショックでタマミは記憶を失ったらしい。フェニックス島にあるピラミッドに刻まれた火の鳥のレリーフを見て記憶が蘇る。蘇った直後、ロックを火の鳥の罰から救うため自らの体を犠牲にして死亡(消えて無くなってしまう)…。
タマミが唯一片思いとなっているシーン(セリフ)がある。
舞台版火の鳥大地編 :イノリ
 舞台演劇用に作られた大地編のシナリオ小説。イノリという名前で猿田博士によって作られた合成人間として登場。猿田博士の娘でありマサトの恋人。父の猿田からマサトとの結婚の許しをもらい、マサトと結婚するつもりだったらしいがマサトを昔から愛するロックの妻、麗奈の妬みにより殺し屋を雇ってESPギロチンと言う装置でイノリの首から上(顔)を吹っ飛ばされてしまう…。
あとイノリ似の中性的な容姿でピンチョとポンチョというキャラが出てくるが、知能の低い不完全なまがい人間らしい…。実際絵にするとどんな容姿か気になるところ。
マリンエクスプレス(漫画版)
 海底列車マリンエクスプレスの副パイロットとしてパイロットのマサトとともに登場。3巻全てに登場するが、和登千代子やサファイヤ、ミリーなど、他手塚キャラのヒロインが際立って登場するため、彼女に関しては脇役レベルのシーンしかない。。なお着ている服は未来編に似通っている。
基本的に脇役だが、列車内の宴会のアナウンスをしたりBJのオペを手伝ったりナーゼンコップ博士の看護をしたりと、日常系漫画に出てくる女性キャラのイメージがある。平和な世界線でのタマミという意識を感じさせる…。ちなみに他の未来編組のキャラ(ロックや猿田博士)も出てくるが、彼女との直接的な関わりはない。マサトとの関係は不明だが、設定から察するに語るまでもない関係=結婚済みの夫婦ではないかと思ってたり。。

火の鳥大地編(朝日新聞小説) :マリア
 筆者の桜庭一樹さん曰く、マリアはタマミをイメージして書いているとのこと。甘色のロングヘアをしているらしい。
この辺は未読なので後々述べます。。。
武聞笛を武器としているらしく、復讐に燃える女戦士ですごく強く、スパイ活動をしているらしい。。

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他、筆者が思うタマミ似のキャラだと思うキャラ
・ジュネ(火の鳥生命編)
体が大きくなっても青居と山でずっと一緒に暮らし、思い続ける純粋さ。
・早魚(火の鳥鳳凰編)
本当は優しい心があるという我王を見抜き、否定せず愛し続けた関係。

以下、私の描いたタマミの絵です。

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