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タイプ別!盆踊りの踊り手分析!


こんにちは!
盆踊りの輪の中に入る恥ずかしさが
完全に無くなった、高尾可奈子です(笑)

皆さん、踊りを楽しんでいますか?


今回は、、
新人目線だからこそ見えてきた、
盆踊りを踊っている人々の共通した特徴を
タイプ別に分けて分析してみました。
(あくまで、盆踊りをほとんど知らない人の目線なので、偏りのある部分もあります。)


ひとつでも
共感してもらえるところがあれば幸いです!

それでは、見てみましょう。



外神田盆踊りの余興パフォーマンス太鼓





【盆ダンサー分析 タイプ1】


盆踊りの会、お手本マダム勢!


まずはここから!
盆踊りをあんまり知らない方でも、
盆踊りといえば、マダム方が浴衣を着て集団で踊っているイメージをもつ人が多いのではないでしょうか。


全国各地に、地域に根ざした納涼盆踊り会や音頭の種類や振り付けがあるように、
盆踊りの活動団体や関連する団体も
かなり沢山あるようです。


そしてその地域で、日頃から盆踊りを練習している方々が、盆踊り本番には綺麗で分かりやすくお手本を見せてくれるのです!


中心にある高いステージ、やぐらで
小さな輪を作ってぴったり揃った踊りを披露されていたり、輪の一番内側で踊っていたり、微笑んで踊る姿はまさに日本の風物詩!


涼しげなお揃いの浴衣をきていることが多いです。
ミドルからシニア世代の上品な女性のイメージが強いですが、中にはリタイア後の男性や近年のブームを受けてか若い男女の姿もあって、彩り豊かです。


主催(盆踊りを作っている人々)にも近い関係性です。関係者ですね!



この方々が居なければ、人から人へ伝わる無形の盆踊りは消えてしまう!
まさに親しみある伝承者たちです!



柴又帝釈天の会場にて



【盆ダンサー分析 タイプ2】

日本舞踊のプロ勢!


こちらは、タイトルの通り、
古典舞踊を極めた最強の方々!


会場にひとりいるだけで、誰が見ても
「本物だ!」と感嘆してしまう凄さです。
とにかく、全ての所作が洗練された静かで優雅な美しさで、なにか空気を纏っています。



舞踊の御家の方だったり、先生の称号をもっていたり、跡取りの息子さんかなという若い子どももいたり?しそうです。
女性のシニア世代、芸歴は半世紀以上、
人生経験も豊富といった道を極めた方々が多そう。

先のタイプ1にも重なる部分があります。


恐らく、お弟子さんや関係者、お知り合いも多いのか、色んな人とご挨拶していたりするイメージです。



中には、音頭を振り付けしたご本人が踊っているレアな場面に遭遇することもあるので、見逃せません!



浦安盆踊り大会



【盆ダンサー分析 タイプ3】

個人活動系盆オドラー!


ここは最も勢いのある、勢力です!


何かのきっかけで盆踊りに目覚めて、
特にグループには所属していないけれど
夏になると毎日どこかの会場へ踊りに行く。
ただ踊る情熱のために、、
熱気はものすごいものです。


特徴としては、一番動きに個性があります。
独学で習得した方が多いのか、身体の癖が強く、手の動きは十人十色、飛躍力が飛び抜けていたり、常に全力の力を込めていたり、
とにかくエネルギーに感動します。
そして、憑依型です!


個人としての色々な活動や情報発信によって、知名度が上がったレジェンド的な方も、、


実は男性の比率が高く、さらに働いている世代も多いのは面白い現象です。
平日はスーツで参加していたりするんです。


盆踊りを始めると、そのお顔が分かってきます!会場で見かけると、謎の安心感を感じてしまうこの方々は見逃せない存在です。



あけぼのばし盆踊り会場入り口


【盆ダンサー分析 タイプ4】


子どもと大人のファミリー勢!


盆踊り会場の近くに住むファミリーで、
お祭り目当てで来ていて、盆踊りも
少し踊っていかれる家族、毎回見かけます!


小学校低学年以下のお子ちゃまたちと
30~40代くらいのお母さんやお父さんが
「お手本を見て踊るのよ!」と教えながら一緒に踊っていたり、動画撮影していたり、、
その光景はとても微笑ましいものです。



でも、結構すぐ今の子どもたちは飽きちゃうようで、すぐに輪を出て別の遊びに夢中になってしまうのも、また可愛いです(笑)



大人が盛り上がりすぎているのか、
子どもたちが魅力を感じにくいのか、
盆踊り離れが進んでいるように感じます。

会場によっては前半の早い時間帯に、
「こどもの盆踊りタイム」を設けている会場も増えているようです。

今後、子どもたちが、
「盆踊りって面白いしイケてるし楽しい」
と思えるような、新しいスタイルの踊り、
音頭や振り付けのスタイルが生まれることに
期待しましょう!



新橋こいち祭のステージ



【盆ダンサー分析 タイプ5】


ユニット系パフォーマー!


シンクロ率100%!
ペアで組んで、息のぴったりな踊りを披露されている方々を時折見かけます。



他の盆ダンサーとの一番の違いは、
「お客さんへのばっちり笑顔」!

明らかに、盆踊りを観ているお客さんに向けてのパフォーマンスとして踊っています。


そして、輪の一番外側が彼らのテリトリー。
安定感ある動作で、観ている人々の注目を集める存在です。


フォーメーションにも特徴があります。
2人で向き合って、入れ替わったりと、
飽きさせないパフォーマンスです。



東京大神宮の会場入り口




【盆ダンサー分析 タイプ6】


大学サークル系グループ!


このグループは、私はまだ馴染みがありませんが、一定数存在しているようです。


二十歳くらいの背が高くてひょろっとした男の子や、元気で可愛らしい女の子が数名で集まっておどっていたり?


長い手足から繰り出される動作は、独特のキレがあって、そのグループで代々伝わった独自の雰囲気が出ていたり。



東大盆踊りインカレサークルのページには、現時点で部員数50人とあります!


勉強と両立して、盆踊りも本気の若い多くの方々は、これからの盆踊りの未来に欠かせないですね!



亀有ゆうろーどの会場にて



【盆ダンサー分析 タイプ7】

SNS系ギラギラピエロ!


タイトルがキャッチャーですね(笑)

こちらは、数人ですがその不思議な存在が確認されております!

盆踊りを始めると、まず一番に識別できる、とにかく目立つ方々なのです!



どう凄いのかと言いますと、、
自らが「電飾をピカピカ」に全身に身に着けて、鎧のような特製衣装やテーマカラーの鮮やかなお洋服を着て、元気に踊っているから!!


ごめんなさい。
はじめは、ただ目立ちたい人達なのかな、、
と思っていましたが、実態を知るうちに
考えは180度変わりました!



なぜならば盆踊りについての発信力が、ピカ1なんです!

まず会場では、子どもから大人まで、主催の町会の方々にも大人気で、写真撮影の会が始まったり、ゆるキャラのように引っ張りだこです!

そして、各種SNSを使って盆踊りに関する情報発信も頻繁に行われている様子。
会場の様子を写真付きでアップ。
おすすめ会場や曲目や雰囲気や、率直な感想まで、色々と教えてくれています。



地味に思われがちな盆踊りですが、ギリギリまで攻める方々の熱意によって、さらにどんどん注目してもらえると嬉しい限りです!


日比谷公園の前方ステージ



【盆ダンサー分析 タイプ8】


太鼓の兄さん姉さん!


通常は櫓の一番上か、櫓の一番近くにて、
熱気溢れる太鼓パフォーマンスを披露している団体の方々。
その方々も、手が空いたときに時折
輪の中に入って踊っていることがあります!


浴衣ではなく、揃いの法被を着ています。
さすがお祭り女、お祭り男!
彼らの威勢の良い囃子だったり、機敏な動きで、場がぐんと盛り上がるんです!


太鼓だけではない、彼らの会場の空気作りの力量には、恐れ入りますね!



ハマサイトの夏祭り




【盆ダンサー分析 タイプ9】


友達や夫婦、数人グループ!


このゾーンに属する方々は、大型の盆踊り会場にて沢山見かけることができます!


「小学生の時に踊ったことある!」
「盆踊り踊ったことない!」
など楽しそうに会話する声をよく耳にします。
数十年ぶりだったり、中には初めて踊る方も意外に多いようで、完成度は他のタイプに比べて劣りますが、見よう見まねで最後までついていく姿は清々しいです!


踊りは、人間の根源的な欲求なんだなぁと
勝手に感動しております(笑)


20歳前後の女の子たちグループの場合は、
とにかく映えを狙っているのは印象的。
動画撮影や写真撮影に勤しむ様子は、
なんだか微笑ましいです。

中学生くらいの男の子5人以上の大勢グループも、ちらほら見かけます。
結構全力で、盆踊り長たちに負けないように頑張っていたりして、可愛らしい。



ここから、どれくらいの方が盆踊りを本格的に始めているのか、ちょっと気になるところですね!



日比谷公園の噴水広場にて



【盆ダンサー分析 タイプ10】


日本大好き、外国人観光客!


最後は、やっぱり近年ぐんとその数が増えている外国人観光客の存在!!!


盆踊り会場でも、日本のカルチャーを見学しようと足を運んだ外国人グループの方を、しばしば見かけます。
特に駅からすぐの会場が多いです!



ただし、ちょっと重要なのですが、
盆踊りを「観る」外国人の数と
盆踊りを「踊る」外国人の数では、
踊るの数の方がずっと少ないんです!!!


この現象、はじめ知ったときには、個人的にとても驚きました!



たまにですが、レンタル浴衣を着付けしてもらって、または洋服姿のままで、輪に入って参加している外国人の方に出会います。


ただ、非常に踊りにくそう!!!
どうやら、リズム自体を掴むことができず、手と足の動きを真似しようとしても、なぜか形にならない、、
苦戦している方ばかりなのです!

(ただし、これまで数名ですが、踊り上手な方もいらっしゃいました。盆踊りコンテストに出場していたり、浴衣の着方も慣れているようだったので、恐らくプロの指導を受けている方なのだと思います。)



それもそのはず、他の国のダンスではあまりないリズムの動き、グルーヴ。
音楽的にも独特な日本の文化は、やはりこれまで生きてきたなかで触れたものが染み付いた身体にまだ馴染まないようなのです!



盆踊りを実際に踊る外国人の方はまだまだ少数派ですが、熱心に動画を撮影している方も多いですし、
外国人向けの練習会が増えていったり、英語でのアナウンスなど、より誰でも入りやすい環境の整備が待たれます!!!



御徒町駅ホームからの全景




皆さん、最後まで読んでくれて
ありがとうございます!!


独断と偏見で、ややフィクションに盛りつつ、盆踊りって一体誰が踊っているの???
という疑問にタイプ分析で答えてみました!



特にはじめのタイプほど、さらに細分化できたり、まだまだブラッシュアップできそうな内容になりました。



是非、盆踊り会場で色んな方をそっと眺めてみて下さい。もし、気になる方がいたら、明るく声をかけてみて下さい。きっと踊りの輪がますます広がっていくことでしょう!!


以上、高尾可奈子でした!

次回もお楽しみに~!


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