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10月24日『望月琉叶、ミニコンサートイベント!』@浅草・音のヨーロー堂(①枠目)

五木ひろしが紅白歌合戦出場の終了を発表した。曖昧な言い方なので、当然、色々と憶測されてしまっている。

五木ひろしが今年も出場すれば、大御所中の大御所・北島三郎の51回出場に並んでしまう。
大先輩に並ぶのは滅相もないとして、五木ひろしクラスの大物でも配慮せざるを得ない事案だから自ら辞退を申し出たということなのであろうか。

あるいは、一部報道のように若い世代の視聴率を上げるために、演歌・歌謡曲勢の比率を下げようとしているから、五木ひろしクラスであろうと首切りせざるを得ないという判断なのかもしれない。

NHKの場合は番宣や公共的なお知らせ以外のCMはないので、視聴率を向上させるというのは、若い世代から受信料を徴収するきっかけを増やすというミッションのためなんだとは思う。

紅白で演歌・歌謡曲系歌手はいらないという声が高まる最大の理由は、遥か昔のヒット曲をいつまで経っても歌い続けているからだと思う。

戦後間もないスタート当初はさておき、紅白が大晦日に欠かせない国民的番組になった最大の理由は“歌い納め”という要素が大きかったのではないかと思う。

つまり、出場歌手(バンドもいるのに、出場歌手とか歌合戦という言葉を使うのは、バンドとは歌手の伴奏担当という昔のイメージをそのまま使っているだけだから、いい加減に言い方を変えればいいのにとは思うが)が、その年にリリースした楽曲、もしくは、その年のリリースではないが、その年に人気を集めたり、評価されたりした楽曲を歌い、その年の音楽活動を締めくくるという意味合いがあったはずなんだよね。

ところが、80年代半ば辺りから、誰もが知るヒット曲というのが出なくてなってしまった。
それでも、80年代後半辺りは「雪國」、「酒よ」、「愛しき日々」、「命くれない」、「人生いろいろ」、「川の流れのように」など、アイドルが好きな層や、バンド系が好きな若者でも知っている演歌・歌謡曲のヒットは出ていた。

演歌・歌謡曲からリアルタイムのヒット曲がほとんど出なくなったのは90年代以降だ。

でも、ベテランが多い演歌・歌謡曲系の歌手を出場させないようにすると、芸能事務所やレコード会社からクレームが来る。
その一方で、若者が好きなアーティストの中には紅白出場に興味を持っていない者も多いし、しかも、90年代前半はジャニーズも女子アイドルも冬の時代だったから、演歌・歌謡曲系を首切りしてしまうと、出場歌手の確保が難しかった。

それに、紅白の視聴者には中高年が多いし、局の上層部も演歌・歌謡曲が好きだから、演歌・歌謡曲系の歌手を出さないと反発が強い。

そうした諸事情を考慮したうえでの妥協案から、過去のヒット曲、つまり懐メロを歌わせるという演出に変わっていったのだと思う。
そして、そうしたその年の楽曲でないものを披露するという傾向は、特定のジャンル以外はCDが売れなくなった2000年代以降には、演歌・歌謡曲系以外のジャンルでも広まっていった。

演歌歌手に限らず、どんなアーティストでもテレビ番組に出れば最新の楽曲を披露したいと思うはずだ。でも、出演オファーが来ないよりかはマシということで、懐メロを歌わされることを承諾するようになったのだと思う。

それにしても、演歌・歌謡曲に関していえば、本当、懐メロしか歌わせてもらえない歌手だらけだ。

石川さゆりなんて、2大代表曲「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」を隔年で交互に歌わされる状態が長年続いている。
この間には、椎名林檎と組んだ「暗夜の心中立て」や、アニメ「ルパン三世」のEDテーマ「ちゃんと言わなきゃ愛さない」など、演歌・歌謡曲を聞かない世代にもアピールした楽曲があったにもかかわらず、歌わされたのは2大代表曲だけだ。

演歌・歌謡曲界では現在最もセールスが安定している(この20年間にリリースしたシングルでオリコンのトップ10入りを逃したのは再発盤を除けばたったの1作だけ)氷川きよしだって、最近は過去曲を歌わされるケースが多い。
最近の氷川きよしはあのビジュアルのイメージが定着してしまっているから、下手すると今後は「限界突破×サバイバー」しか歌わせてもらえないんじゃないかって気すらしてくる。

唯一と言ってもいい、例外的存在は水森かおりだろうか。
彼女はご当地ソングの女王という異名を持っていて、毎年、ご当地ソングの新曲を出しているから、その年の新曲を歌わないと、その楽曲の舞台となった自治体やそこの住民からクレームが来るので、代表曲を繰り返し歌わせることができないんだとは思うが。

五木ひろしに関して言えば、ベテランにしては新曲を歌わせてもらっている方だとは思う。
ここ10年間では、「夜明けのブルース」、「博多ア・ラ・モード」、「九頭竜川」、「VIVA LA VIDA!」と実に4曲も新曲を披露している。
ベテラン演歌歌手としては異例とも言える新曲率の高さだが、それは、それだけ五木ひろしがコンスタントに話題性のある新曲を出し、新しいことにも挑戦し、しかも、それを商業的にも成功させているということだと思う。

逆に言えば、それだけ現役アーティストとして勢力的に活動している五木ひろしですら、10回のうち6回は過去曲の披露を求められるということでもあるわけで、演歌・歌謡曲の新曲というのは、世間的には誰も知らないと揶揄されるジャニーズや秋元系アイドルの曲よりも認知されていないってことなんだろうね。
ジャニーズや秋元系でもその年の曲でないものを歌わされることはあるけれど、基本はその年の楽曲を披露しているしね。

その一方で、人気がある、もしくは注目されている若手(と言っても30代も含めるが)を紅白側が出場させないのも問題だとは思う。

男性はまだ、40代になって間もない三山ひろしとか、まだ30代の山内惠介、そして、最年長は50代だけれど、最年少メンバーは30代の純烈が出ているし、氷川きよしだって、まだ40代半ばだからいいんだけれど、女性は本当、高齢化が進んでいると思う。

これには、ベテランを落として若手を出すと、芸能事務所やレコード会社からクレームが来るとか、ベテランが若者いびりをする恐れがあるとか、そういう配慮なのかもしれないし、特に若手女性演歌歌手に関してはアイドル的な人気に支えられている要素が大きいから評価したくないみたいなものもあるのかもしれないが、でも、やっぱり、リアルタイムで人気上昇している歌手を出せば、まだまだ、演歌・歌謡曲は捨てたものではないと思ってもらえるはずなんだよね。

米国の演歌と呼ぶ人もいるカントリーが、ダウンロード時代になっても、ストリーミング時代になっても生き残り、中堅や若手を中心に全米トップ40ヒットをコンスタントに放っているのは、そういうリアルタイムで人気上昇しているアーティストの露出がきちんとされているからだと思うんだよね。

紅白に話を戻すが、最近のU-40女性演歌歌手で紅白に出場できたのは丘みどりくらいだからね。しかも、その丘みどりも去年は出場できなかった。

瞬間風速的には彼女より人気が高いと思われた時期があった杜このみなんて相撲取りと結婚という話題があるのに出場できなかった。 
丘みどりや杜このみが結婚・出産したことでガチ恋系のファンは多少は減ったと思うが、そのかわりといってはなんだが、藤井香愛なんて、この2人のガチ恋系ファンを奪う勢いの人気になりそうな気はするしね。

また、丘みどり同様、アイドル出身の岩佐美咲なんて、アイドル活動中に演歌歌手としてもデビューし、今年は演歌歌手活動10年目を迎え、10作目のシングルを出したばかりだし、その10作品は全てオリコン総合チャートの20位以内に入っている。普通に考えたら、紅白に出ていてもおかしくない人気なんだよね。

そうした、リアルタイムで進行中の演歌を見せてこなかった紅白の制作サイドにも問題があるのだと思う。だから、演歌を知らない人からすれば言い方は悪いが、老害的扱いになってしまうんだよね。

そして、個人的に今一番注目している若手女性演歌歌手が望月琉叶だ。

彼女もかつての岩佐美咲のように、アイドルグループの一員としての活動を行いながら、それと並行して演歌歌手としても活躍している。

彼女がAKB48出身の岩佐美咲や、おニャン子クラブ出身の城之内早苗と決定的に違うことは何かと言うと、現時点では、グループよりも、演歌歌手としてのソロ作品の方がセールスが高いということである。

彼女が所属している民族ハッピー組のシングルでオリコンのトップ40内に入ったのは「試験官ライフケミストリー」のたった1作品のみだ(カップリング曲の「代田橋ラプソディー」の中毒性はたまらない!)。

それに対して、望月琉叶のソロ作品は、第1弾の「失恋慕情」が12位。第2弾の「面影・未練橋」が19位といずれもトップ20入りを果たしている。

フィル・コリンズがソロ・アーティストとしてヒット曲を連発し、マイク・ラザフォードが別プロジェクトのマイク&ザ・メカニックスでヒット曲を出したことによって、本体のジェネシスもヒットチャートの常連になったような現象が民族ハッピー組でも起こるのではないかと密かに期待していたりもする。

そんなわけで、たった10人しか参加できない彼女のミニコンサート(3ステージ行うので計30人動員)に足を運んでみることにした。
チケット代はただ。ただし、会場で1公演につき、最低でも1枚のCDを買うというのが入場の条件となっている。つまり、最新シングルの税込価格1350円が入場料金って感じなのかな。

そして、そうした限定されたステージのため、入場前に抗体検査というのを受けさせられるはめになった。

何か判定不能になっている人もいたし(というか自分もなった)、かと思えば再検査の際にはすぐに結果が出たし、これって、本当に正確な検査なのかなって思ってしまった。
まぁ、検査結果は問題なしだったけれど。ということは、ここ最近の体調不良はワクチンによって体質が変えられてしまったせいか、もしくは、コロコロ変わる気候によるいわゆる気象病のせいってことなのだろうか。

そしてふと思った。運営側は抗体検査と言っているが、渡されたのって抗原検査のキットじゃないのか?スポーツ紙のネット記事にもそう書いてあるしね。いい加減だな。
まぁ、検査費用は観客の支払いじゃないし、判定不能で再検査になっても費用を請求されなかったからいいんだけれどね。

とりあえず、慣れない試みだから、今回は仕切りの悪さはあったかもしれないが、こういう取り組みは他のイベント・コンサート・演劇でも導入していってもいいのではないかと思った。

というか、10人限定ステージと聞いていたが、その倍以上はいたぞ。
もしかすると、10人というのは、民族ハッピー組ルートでの募集人数で、それとは別に会場となった浅草・音のヨーロー堂ルートの募集もあったってことなのかな?

そんなわけで、検査の精度や人数の問題もあり、定時にイベントは始まらなかった。

というか、入場券がわりのCDを先に買ってから検査という順序おかしくないか?それで検査に引っかかり、退場となった場合、払い戻しとかするのか?絶対そこまで考えていないでしょ。

そういえば、入場者が予約者か否かとかの確認を全然していなかったが、いいのか?

ミニコンサートについては、かなり楽しめた。

ちょっと歌い間違いっぽいのもあったし、大先輩を呼び捨てしかけるというミスもあったけれど、るかち(望月琉叶)は歌が上手いし、可愛いし、文句のつけどころはなかった。というか、るかちの顔って小さいよね。
 
それから、るかちって若干変わったデザインの着物を着ることが多いけれど、それが似合っていて可愛いんだよね。

そして改めて思った。
「面影・未練橋」って良い曲だよね。カラオケなんて、何年も行っていないけれど、行く機会があったら歌ってみたいな。

あと、前列に座っていた爺さんがノリノリで面白かった。

そして、来場者全員にサインをしてくれるとは思わなかった(希望者は、るかちの写真を撮影することも可)。

CDにサインしてもらったのって、ロッド・スチュワートと岩男潤子に次ぐ3人目だよ。というか、この2人は盤面にサインだったから、ジャケ写にしてもらったのは初めてかな。

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そして、その際に一言会話するのも許されていたので、彼女が出演した「全力坂」の感想を言ってしまった。どうやら、ウサイン・ボルトを意識した走りらしい…。

それにしても、最近、あれだけ否定していた接触系イベントにちょいちょい参加する様になってしまったな…。ストレスがたまっているのかな?

まぁ、るかちを近くで見られる機会は逃したくなかったしね。

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