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NewDaysと立ち食い寿司。制約ゆえに工夫が生まれる #134

先月末に、マーケット感覚を鍛えるために、東京駅丸の内周辺のフィールドワークをしてきました。フィールドワークとカッコつけてますが、街歩きをして、食べたり、買ったりしながらマーケット感覚を磨く散歩です。

東京駅構内にあるNewDaysの営業と丸の内オアゾの地下にある立ち食い寿司を比較して、リソースが潤沢にあり、立地が良いからと言ってそんなに簡単に売れる訳ではなく、資源の制約があるからこそ工夫が生まれてくるということを強く感じました。

顧客の行動導線への想像力を発揮し、制約があるからこそ生産性を高めて、工夫することの大切さを今回の事例から考えて、育児・仕事・学びに応用していきたいと思います。


最も立地の良いコンビニのダメな営業

東京駅の構内にある、NewDaysは日本でも、一番立地のいい場所にあるコンビニの1つだと思います。

好立地のNewDays。GRANSTA近接。

私が通りかかると、駅の構内に少しはみ出しながら、長野県の酒蔵と一緒にNewDaysがコラボして開発した日本酒を販売していました。

こういう独自商品を売ろうというマインドが出ているのだなと興味深かったので、店舗で買ったコーヒーを飲みつつ、しばし様子を観察することにしました。

スタッフの方が声を張り上げて、「限定の日本酒です!ここでしか買えません。 長野に行かないと本来買えない日本酒 なんです!」っていうことを PRしていました。

スタッフの方が2名、看板を胸にかけて叫び、社員の方が2名が見守っている構図でした。

ところが、新幹線搭乗口に向かうお客様は誰一人反応しません。スタッフは叫び続けています。

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