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日本に投資する海外勢。海外に投資する日本人 #220

今週は日米首脳会談が行われました。そのため、今週は日経新聞においても、日米の経済に関する報道が重点的にされていました。

アメリカにおいて岸田首相が歓迎されるのは、スピーチの巧さといったことよりも、これまでの日本の立ち位置に比べて、地政学的に米国にとって日本の重要性が増したことを如実に反映しているのだと読み取りました。

日米が歩調を合わせながら西側供給網を再構築する流れが強まっており、海外マネーは日本に向かってきています。

また、国内企業も国内への再投資にも踏み込んでおり、日本の市場が明らかに熱くなっています。

一方で新NISA制度により、日本の将来に悲観的な一般投資家はオールカントリーやSP500のインデックスファンドが大人気で、アメリカ様の指標を買い支えています。

地政学と海外マネーを見ていくと日本への投資は順張りなのですが、日本の個人投資家はかなり逆張りでアメリカの指標にコミットしているようにも映ります。

今週は特にこの違和感を強く感じたので、いくつか日本へのマネーの流れを感じるトピックをまとめ、日本への投資比率を高めていく戦略の有効性を考えたいと思います。


日本への投資の流れは加速している

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