コーチングを実践し始めたら「共感による傾聴」が腑に落ちるレベルで理解できた

こんにちは!みらい創世舎認定講師としてコーチングを実践している瀬川貴之(せがわたかゆき)です。

このマガジンでは、みらい創世舎でコーチングを学び・実践しているメンバー(SeiChiakiHatch・私)が、それぞれの学びを共有していきます。

今月のテーマは「コーチングを学んで良かったこと」です。コーチングから得られた気づきを皆さんに少しでもお伝え出来たらと考えています。

はじめましての方はこちらもご一読頂けたら嬉しいです😃

コーチングとの出会い

私が初めてコーチングと出会ったのは、2018年の春でした。
その前から書籍やwebサイトでコーチングという言葉には触れていましたが、初めて体感したのがその時期でした。

リーダーシップのセミナーを受講して、「自分がどうありたいか」ということについて考え、新しいものに出会ったという感覚がありました。
しかし、当時の私は大学院に通っていたこともあり、「こういう考え方もあるのか」と、そこから先には進みませんでした。

コーチングを学ぶ前の私

当時の私は(今でもたまにそうなのですが)、会社で何か課題が出るとすぐに「解決策」を見つけようとしていました。

ベンチャー企業で働いているため、課題は次々と出てくるので、素早く判断しないと業務が止まると考えていました。
そんな当時の私は、解決策を見つけることが、自分にとっても・相手にとっても良いことだと考えていました。

元々ロジカルな考え方をする人間でしたし、会社やチームはそれで前進しているので、特段それが悪いことだとも思っていませんでした。

このままじゃヤバい!と思った

当時の私は、財務経理マネジャーとして5人のチームをまとめていました。スキルフルな仲間も増え、チームで出来ることが多くなったという充実感がありました。
少人数のチームなので、問題がある時は話し合うというスタイルを取っていましたが、そんな時にある事件が起きました。

ある日、会議室で私を含めチーム3人で、重要な課題への対策について話していました。
私はいつもの調子で「これだったら、こういう対策が良いよね」と言いました。メンバーは不満そうな顔をし、自分の意見を言い始めますが、話はあっちへいったりこっちへいったり、中々結論にたどり着きそうにありません。
痺れを切らした私は「〇〇さんの言いたいことって、つまりこういうことだよね」と解決する方向へ話を持っていきました。

すると、そのメンバーは「なんで瀬川さんは、いつも話を先に先に進めようとするんですか。全然私の話を聞いてくれないじゃないですか。」と怒ってしまいました。

私は、会話には十分時間を割いていたと思っていましたし、実際そうしていました。しかし、メンバーからすると私は話を「聞いていなかった」と言うのです。

そう感じさせてしまったことに申し訳なさが生まれました。謝罪し、その後も対話を続けることで関係が悪くなることはありませんでしたが、当時の私は明確な改善策を持ち合わせていませんでした。

少しづつ変化が生まれてきた

これが今から約2年半前の出来事です。

このままでは自分が組織の成長のボトルネックになってしまう、という危機感を覚えた私は、マネジャーとして成長するにはどうしたら良いだろうか、と悩んでいました。
そんな時に、ひょんなことから、以前1dayセミナーを受講したみらい創世舎のことを思い出し、コーチングを学んでみようと決意しました。

コーチングを学ぶ過程で、自分の考え方や発する言葉が変わっていくことを実感しました。
例えば、メンバーとの1on1をする前に、以前の私であれば「1on1で何を伝えようかな」と考えていました。
コーチングを学んだ今では、「1on1が終わった時に、お互いどう感じれたら良いかな」と思うようになりました。
フォーカスする先が、自分の言いたいことから、どう在りたいか、に変わってきました。

また、1on1で質問をする時も、以前の私であれば「〇〇するのが良いかもしれないね」と自分の考えに誘導するようなやり方をしていたと思います。
コーチングを学んだ後では、「〇〇さんはどうしたい?」という問いかけをする機会が圧倒的に増えたと思います。
フォーカスする先が自分から相手に変わり、相手の思いや感情を理解することに努められるようになりました。

そういった自分の変化が少しづつ生まれることで、チームのメンバーとのコミュニケーションもスムーズになってきました。

もちろん、今でも「解決しよう」とする自分が出てくることもありますし、急を要する時はそうしなくてはいけない時もあります。
それでも、自分が意識して相手を理解することを先に考えられるようになったことは大きな成長だなと考えています。

「共感による傾聴」が腑に落ちるレベルで理解できた

これが今から約2年半前の出来事です。
その後、私はみらい創世舎を通してコーチングを学び、今に至ります。

みらい創世舎では、理解→調和→創造→発展のプロセスを大切にしています。しかし、当時の私は最初の「理解」のステップでつまずいていたのです。

お互いの理解が無いところから対話を始めても、待っているのは対立や衰退です。これを当時の私は理解出来ていませんでした。

コーチングに向き合うことによって、相手を、そして自分を「理解」することがとても大事だということが身に沁みて分かりました。

一緒に働くチームの皆は、仲間であると同時に、言葉を選ばずに言えば「他人」です。「他人」と「理解」し合うためには、それなりの努力が必要です。

でも、その努力こそが自身の、相手の、組織の発展を生んでいくと考えると、し甲斐のある努力だなと今では思っています。

そして、コーチングの学びを通じて、7つの習慣にある「共感による傾聴」の重要性も腑に落ちるレベルで理解することが出来ました。

(7つの習慣のエッセンスを知りたい方はこちらをどうぞ。)

これからも奢ることなく、理解→調和→創造→発展のプロセスを大切にして、チームに貢献していきたいと考えています。

おわりに

今回は1つだけご紹介しましたが、コーチングを学んで良かったことは、他にもたくさんあります。ご興味ある方は、ご連絡頂けたら嬉しいです。なんでもお答えします😃

そして、今月に2回、オンラインで「リーダーシップ」をテーマにしたセミナーを実施します。すぐに実践できるフレームワークも入っていますので、ぜひご参加下さい!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?