欧州中央銀行（ECB）は26日、ギリシャ・アテネで定例理事会を開き、主要政策金利を現行の4・5％で維持することを決めた。金利据え置きは11会合ぶり。2022年7月に始まった今回の利上げ局面では初の利上げ見送りとなる。物価上昇（インフレ）率が鈍化しており、経済の減速懸念に配慮した。

米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は３１日～１１月１日に金融政策を決める連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を開く。
市場では今回は利上げを見送るとの見方が大勢を占めるが、７～９月期の実質国内総生産（ＧＤＰ）の成長率は市場予想を上回り、米国経済の想定以上の強さが示された。ＦＲＢの政策運営はより難しさを増している。

【ニューヨーク共同】27日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比366.71ドル安の3万2417.59ドルで取引を終えた。
米連邦準備制度理事会（FRB）の金融引き締めが長期化することへの警戒感が強まり、前日終値からの下げ幅は一時450ドルを超えた。