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プロテニスプレイヤー(プロスポーツ選手)にとって1番大切なことって何?

こんにちは。
抽象的な質問のタイトルから始まる記事ですが、ちょうど本日僕のTwitter(@Takashi_Saitooo)でも皆さんに投げかけてみた質問です。

最近生活している中で、ふとこの疑問が頭の中によぎることがあります。

僕の考えから先に述べますが、それは
「どれだけ多くの人にテニス(そのスポーツ)を通してポジティブな影響を与えられているか」
だと思っています。

Twitterでも沢山のリプライを頂き、ありがとうございました。

これを聞くと、
「何こいつ当たり前なことを言ってるんだ」
と思われてしまうかもしれませんが、案外これがテニスの選手達や関係者の中でしっかりと認識されていないように感じるわけです。

特に僕は沢山の選手と身近にいましたから、みんながどういう考えで過ごしているかよくわかります。大抵の選手と関係者は1番大事なこととして、
「自分自身が強くなること、ランキングを1位でも多く上げること、グランドスラムに出場すること」などを挙げるでしょうか。

勿論全て大事なことであり、間違いでもなく、というか正解なのですが。。
よく考えてみると、これらは全部「手段」なんですよね。
「より多くの人にテニスを通してポジティブな影響を与える」仕事を全うする為に、より強くなり、1位でも多くランキングを上げ、グランドスラムのような舞台に行く必要があるのです。

これもまた当たり前のように聞こえることですが、、
1番大切なことの為に、手段があることを見失ってしまうと、ただ自分のプレーのレベルを上げる為に日々を過ごし、本当に大切なことを忘れたまま競技生活を続けてしまうことになってしまうのです。

これは選手もそうですが、選手の周りで普段過ごしている関係者の皆さんも同じ思考にあることで、固定概念として業界に植え付けられてしまっている気がしています。。

僕は世界ランク300位の選手と700位の選手で、
「どちらがより優れたテニスプレイヤーですか?」
と聞かれたら、300位の選手の名前を挙げます。
しかし、
「どちらがより価値のあるプロテニスプレイヤーですか?」
と聞かれたら、前者のような回答にならない可能性も大いにあると思っています。

僕自身、現役中から自分が
「社会の中の1人のプロテニスプレイヤーとして、何をどれだけ世の中に届けられるか」
が大事なんだと薄々勘づいてきていました。

なかなか難しいところなのも直に体感していますが、、

ぼやきみたいになってしまいましたが、本当に大切なことを忘れずに取り組むことは大事ですね!
「本質」を理解し、大切にして取り組める人間になれるように頑張りたいと思います。

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