さや

初めてみました。 よろしくお願いいたします。

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最近の記事

思い出を、超えていけ。

私は野球が大好きだ。 見始めた時期は曖昧になりつつあるが、ホークスファンになって早くも20年以上が経過する。 初めて福岡で現地観戦(球場に足を運ぶこと)した日は、はっきりと覚えている。 2003年5月2日、ダイエーの名手、鳥越裕介が一振りで勝利を決めたあの日だった。小学生だった私は歓喜に沸く4万人超のファンの中にいて、それ以来野球場が大好きになった。 社会人になってからはすこし球場から足が遠のいたものの、今もなお日々ホークスの情報に目を通してる。 初観戦でのサヨナラ劇を観

    • 赤丸のついたK

      学生の頃の話だ。 あるカフェのオープニングスタッフに応募して働いていた。とある世界観をモチーフにしている可愛いカフェで、その雰囲気のためか男性は社員を含め5名で、ほとんどが20〜30代の女性が中心だった。新しくオープンすることと、世界観が気になって働き始めたところスタッフたちも年が近く、気持ちとしては働きやすかったのを覚えてる。 楽しく始められた仕事だったが、どんなに良い職場、バイト先にもいずれトラブルは発生する。 ある人がいた。彼女(Kさんとする)は40代中盤と比較的歳

      • 男女間の友情についての考察(過去作)

        『男女間の友情と、人間の意識について』 「男女間の友情があるか、ないか」 一昔前から今に至るまで、全国あちこちで話されている話題のひとつだ。 ある派、ない派それぞれの主張を各所で聞いたこともあるだろうから、あえて割愛をする。 さて、それらについて考えていく前に ここではまず「人間の意識」について自分なりに簡単にまとめてみよう。 異性や他の人を見たときの意識を、ここでは大きく4つに分類し、それぞれについて解説をしてみる 軽  神的意識   例:尊い ↑ 美的意

        • ドーナツ

          「ねぇ、ドーナツたべない?」 ドーナツ?確かに最近食べてない。穴の空いたあの形がなんとも食欲をそそるんだよなぁ 「ううん、穴の空いてないやつ。中にクリーム詰まってるのあるじゃん?」 残念ながら僕はピンと来なかった。画像検索したらマラサダドーナツというらしい。ここの間まで最近流行ってたんだよ〜と言われ、もう一度見返してみる。これはミスドのエンゼルクリームに似てるが、全然違うらしい。流行に疎い僕は全く知らなかったけど、そこまで言うなら食べてみようと、昼過ぎながら一緒に出かけ

        思い出を、超えていけ。

          ゼクシィ

          みなさんはゼクシィを買ったことがあるだろうか。 そう、あのゼクシィだ。「結婚するなら」のゼクシィである。 手にしたことがある人は分かると思うが、あの情報量と付録があるにも関わらず¥500でお釣りが来るのはすごい。聞いた話だと広告掲載料もすごいそうだ。まあそうで無いとあれは出来ないだろう。 結婚情報雑誌としては圧倒的認知を誇るゼクシィであるが、買ったことはあるだろうか。 手に持つとそのずっしりとした重さと厚みが伝わり、これが結婚への喜びと責任感の象徴かと思ったのを覚えてる。

          ゼクシィ

          ジンメン

          小学生の頃である。家の近くにジンメンの木があった。 誰が名付けかは知らないが、幹にある大きなコブが人の顔に見えることからそう私たちは呼んでいた。「人は三つ点があると顔みたいに認識する」らしいが、そんなものでは無い。かなりギョッとするようなリアルさなのだ。目や耳、口だけでなく顔の皺まで再現されており、昔々悪いことをした人が罰で木に取り込まれてしまった などと子供に嘯く親もいたらしい。 そのジンメンは、私の家の近くにあったものだから、小学生の頃は放課後に友達と遊ぶ時はみんなで一

          また春に会おう

          1月から4月まで、仕事の関係で毎週末東京に行っていた。 近所から東京までは新幹線で1時間半前後。長距離バスに乗れば3時間強で着く。ゆったりと行けることを選択して、いつもバスで向かっていた。 3時間半も一体何をするんだとよく聞かれるが、ドラマや映画を観たり、東京での仕事の資料などを眺めたりとそれなりに有意義に過ごすこともあるが、実のところほとんどの時間を寝ていた。長距離バスで寝ると身体が痛くなることは必須なのだが、ついうとうとしてしまうのだ。身体が痛くなってしまうことに関して良

          また春に会おう

          卵が先か、コーヒーが先か

          私はほぼ毎日と言っていいほどコーヒーを飲んでいる。 喫茶店やレストランなどに座って飲むこともあるが、もっぱら移動中や仕事中がほとんどであり、タバコをやめた今となっては口寂しさを紛らわすにはもってこいなのである。 その日もいつも通り、ホームにあるサントリーの自販機で140円の缶コーヒーを買い、片道30分の通勤電車に乗り込んだ。今日は運良くボックス席が空いていたのでそこに座る。車窓から新緑が広がりつつある山々を眺めながら飲むのは、都会では味わえないちょっとした贅沢だ。ぼんやりと

          卵が先か、コーヒーが先か