見出し画像

女性が共感するエロ酸っぱい青春ストーリー。女生徒の本性。男子生徒の青春。最高に赤裸々な「だぶるぷれい」

AmazonのKindleで新しく作品を探していたところ、一般投稿者による感想が「ハズレなし」や「サイコー!」など絶賛の嵐だったので、妙に惹かれてチェックしてみた「だぶるぷれい」。

ごくありがちな青春群像劇の体(てい)とみせかけ、この10代という未成熟世代ならではの「エロの事情」に正直に向き合い、エンタメ要素が満載なシチュエーションで書き綴られている。

まず度肝を抜かれるのがページ冒頭の「オナニー」シーン!
一コマ一コマの描き方が実に思わせぶりで、エロティックなのだ。「口元から胸元の悶えたような表情」「足をクロスさせたパンチラ含めのバックショット」、そして最後は「股間に手を埋めた禁断のショット」の3段オチ!(オチってのは変か?)

「第一話 穂村蘭」と主人公の女子生徒の名前が入ったタイトルを次ページに披露し、誘惑的な1頁目の俯瞰ショットをもって全容を鮮やかに目に飛び込ませてくる衝撃的な2ページとなっている。

この冒頭2ページ。たったこの2ページにすべての神経が硬直するようで、「え?」という戸惑いとともにゾクゾクとした感覚に変化していき、この漫画へ集中していくには十分な力を持っているからすごい。

ここから先はあれよあれよと読み進めていくことができるので、わたしのこの記事そっちのけですぐにでも手にしてよんでいただきたいのだが、わたしが総じて思ったのは、つかみとなるこの2ページによくこれらを採用したなという勇気と正直さ。そしてこの2ページを凌駕していく衝撃的な話がいくつもこの後に待っているという、読み終えてからの満足感が途轍もない。

「10代の女の子ってなんて誘惑的で、エロくて、計算高いんだ!」ってことはよくわかったが、実は半分リアルで半分妄想の世界に生きているのだなとも思った。エロいことは考えて男子生徒を誘惑はするのだが、実際に男子の股間は触ったことないし、胸を触られたこともない。現実に起こるせい行為に対しての免疫はまだまだ未開発。なのにしたり顔で誘惑してくるのだから、奥が深く複雑なんだな。

でもそれは男子生徒(つまり男側)も然り。妄想はいくらでもできて、オナニーも覚え、頭はエロでいっぱい大好きなのだが、実はいつまでも童貞っていうことは少なくない。

一番興奮するのは、妄想と現実の間(はざま)を行ったり来たりすること。なるようでならない、そんな曖昧さにこそ掻き立てられ、最高にエロな瞬間が訪れるのだなと、この漫画の好きなところに気づかされたように思う。

これは男より、絶対に女性が共感する。

より多くの女性に読んでもらって、ぜひ感想を聞かせてもらいたい。

コミックス版は以下

KINDLE版は以下

コミックス版は以下

KINDLE版は以下


この記事が参加している募集

推しのコミックエッセイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?