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窓ってどう決めるの?⑨(横長縦長の窓)

昨日、窓の取付高さについてお話ししました。
窓の高さだって、自由に決めていいんですよ。

もし、家づくりをされているようでしたら、
ぜひ、今のお住まいの窓高さを測っていただいて、
それより高い、低いで決めていくとよいです。

さてさて。
今日は、改めて窓のお話しです。

近所で建設している家とか、展示場のような場所で
最近の家をご覧になった時、引き違い以外でよく見る窓。

それって。
一枚の窓で、縦長だったり、横長だったりしませんか?
(意識しないと目に入っていないかも(笑))

そういった形の窓は、最近の家では、よく見かけると思います。

よく、二世帯住宅を設計中に、ご両親からお話しに出るのが、
「最近の家は、窓が小さいな!もっと大きい方がいいのにな。」
なんて感じです。

それはそれで、一つの考え方で、以前はそういう考えが主流でした。

ただ。
最近は、断熱性能にこだわることが多くなってきて、
壁よりは断熱性能の落ちる窓は、最小限に!なんて流れで、
窓が小さく、少なくなっている感じです。

それ以外にも大事な要素としては、「防犯」ですね。
窓が小さければ、物理的に、泥棒が入れませんから。

横長、縦長の場合、短辺を30cm以下にすれば、
よほどのちびっこじゃなければ、入ってこれませんから(笑)

それに。
引き違いの場合は、窓の半分が開いてしまいますが、
横長、縦長の場合って、開閉する範囲を制限できるので、
そもそも隙間が小さくできるので、侵入は不可能でしょう。

さらに。
窓を上の方につければ。。。
さらなる防犯が可能になりますね。
(脚立とか必要になりますからね)

ということで。
小さな窓、縦長、横長の窓が多くなってきています。

では。
その横長、縦長の窓って、具体的にどんな窓かというと。。
「滑り出し窓」っていいます。

滑り出し?って思われたかもしれませんね。
これ。言葉では難しいので。詳しくはこちら。


面白い動きしますよね。

でも。この窓のいいところって、開け切ったときに、
外側の面に、手が差し込めるので、窓掃除ができることです。

ただの片開き窓だったりしたら、外面って掃除できませんから。。
特に、2階の窓だったら、なおさらです。

それと。
窓が短辺の途中で止まるので、実際の開放幅が、
窓の高さより小さくなるので、防犯は抜群ですからね。

おっと。
ついつい長くなってしまったので、続きは明日へ。
滑り出しの特徴とか、気になる点をお話ししていきます。

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