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家の中の建具について①

さて。
今日から新しいお話しです。

家の各部屋への出入口には、戸がついてますよね。
今日から、その戸について、いろいろお話ししていきます。

部屋のドアのことでしょう?
そんなに考えることってあるの??

なんて声が聞こえてきそうです。
ドアとかって、「なんとなく」決めてるわけでもありません。

では。何か考えなくちゃいけないのか?

まず最初に考えないといけないことは、
開き勝手になります。

大きくは。開き方のことで分けると。
開き戸と引き戸があります。
(出入口という前提ですが)

まずは、開き戸ですね。
ドアっていうと、なんとなく、開き戸を示している印象です。
出入りするときに、戸を押したり引いたりするカタチです。

もう一つの引き戸。
和室の出入口であれば、引き戸が多いでしょうか。
横にスライドさせていくカタチですよね。

ここまでは、当たり前な内容なので、
「そんなこと知ってるよ」って感じかなと思います。

では、お聞きします。
開き戸と引き戸は、どう使い分けますか?

「なんとなく」というわけにもいきませんから。

では。どう分けていくのか。
それには、それぞれのいいとこ気になるところを
把握しておくとよいかなと思います。

開き戸のいいところは、側面の壁(引き代)がいらないこと。

間取りの都合で、ドアが二つ並んでしまい、
脇に壁がとれなければ、開き戸が合理的です。
例えば。二つ並んだ子供部屋とか。

ただ、開き戸の場合って、開閉するときに、
戸と動く範囲にスペースが必要になるので、
車いすになった時なんかは、使えなくなります。

部屋の外側か、内側が、いずれに開閉するのかも、
しっかり考えないといけませんよ。

また、戸を90度まで開けておくことが難しいです。
戸よりハンドルが出っ張っているので。
つまり、ハンドル分、有効幅が狭くなってしまいます。

一方、引き戸はというと。
脇に壁は必要になりますが、
戸が室内に出っ張ってこないので、
部屋を有効に使うことができますね。
車いすでも使いやすい。

引き戸を完全に引き込んでしまえば、
有効寸法を大きく取れますし、
開け放っておきたい時にも、便利ですよね。


ということで。
上記したメリットやデメリットを踏まえながら、
開き戸にするのか、引き戸にするのかを決めていきます。

洋室だから開き戸、和室だから引き戸といった縛りはありません。
自分たちの使いやすいカタチにすればいいんですから。

といいつつ。
自分たちで考えるのって結構難しいはず。
なので、設計士さんにたたき台をつくってもらうといいですよ。

でも。それが最善ではないので、チェックしてくださいね。

長くなってしまったので、明日に続きます。

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