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支援級と普通級 どちらを選ぶべきか

子育てとは正解がない事の連続ですね。

グレーゾーンの子には悩ましい選択です。

幼稚園の担任の先生(ベテランの先生です)に「先生から見て、子供は普通級と支援級どちらがいいと思うか」聞いた事があります。「お母さんが選択する事だと思います」と言われました。
私が先生の立場なら、「普通級でも大丈夫だ」と確信できたらそのように伝えると思うのです。でも、言えないという事は、やはり難しいのだなと感じました。
ただ、普通に受け答えもするし、勉強もついていける(発達検査でIQは平均枠)、パッと見、健常児と変わらないので、支援級には入れないと思いますと保健師さんに言われました。普通級でいけなくもないが、支援級という程でもない、境界線の子だとおもいます、そのような「はざま級」があれば1番いいのですが、ないのでどちらか選ばなくてはいけません。

小学校を幼稚園時代の学区とは違う場所を選んだので、本人がお友達関係で悩むのではないか?足の病気もあり運動もみんなようにはできない可能性がある、給食時のアレルギーの心配もありました。

目の見えない子に「黒板の字を書け」とは誰も言いません。
車椅子の子に「100M走れ」とは誰も言いません。
しかし、見た目が普通だと周りは普通を求めます、そこで目に見えない障害がある子は苦しむのです。

まずは小学校とはこういう物だと慣れてからでも遅くはないので1年生の時だけでも支援級に在籍させた方がいいのではないかと考えました。

小学校入学に当たり、教育委員会の方と面談の希望のある親御さんは申し出るように幼稚園の担任の先生に言われ、夏休み中に面談をさせて頂きました。教育委員会の方3名、各小学校の支援級の先生1名づつ、両親、子供、幼稚園の担任の先生の出席だったと記憶してます。

保健師さんから医師の意見書があれば、支援級での配置になると聞きていたので、それを提出し支援級の運びとなりました。

3年生から普通級に異動になりましたが、我が子の場合はですが、結果、最初は支援級でお世話になり良かったと思っています。何より学校が、そして先生方に恵まれたのは大前提にあるのですが、支援級には担任の先生の他、補助の先生も数名いるので、沢山の大人の目で見てもらって、声掛けしてもらって、「自分を分かってくれる人がいるんだ」という環境が学校にあるという事が、子供の明るさと積極さに繋がっていったと思います。

又、うちの子の小学校では支援級は異学年でのクラス構成になっていたのですが、高学年の子が男女とわずとてもかわいがってくれました。一人っ子なのでその交流もありがたかったです。
「人はやってもらった事しか返せない、自分の知っている物からしか創造できない」
とまでは言いませんが、色んな場面で助けてもらったからこそ、本人も、今、高学年になり低学年の子に返せていけてるのだと思います。

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