一週間断食から一ヶ月後の変化~その3(完結)~

断食体験をやると本当に様々な未知の概念を理解できるが、その中でも最も衝撃的なのが食事に使っていた時間の膨大さである。

そもそも…時間は様々な影響をうけて伸び縮みする。かのアインシュタインが相対性理論の一般向けの説明として、好きな子と一緒にいる一分間とストーブの上に手を置いた一分間は全然違うでしょ?と言ったという話があるが、これと似たような感覚が食事のある一日と食事の無い一日にはある。


メシを食わないと…本当に一日が長い。純粋に食事に使用する時間もなのだけど、メシを食べて注意力が散漫している周縁の時間も抜けるので、全体的に意識がパキッとし続ける。


故に断食をやった人の多くは「モノを食べるって、暇つぶしだったんだな」という理解に必然的に行き着くように思う。エンタメ的な意味においても食事は暇つぶしであるし、時間的な意味においても食事は暇つぶしなのである。


と、ここまで食事を時間のムダのような書き方をしておいてアレなのだが、僕はこの体験があったが故に、日々の食事の時間というものを非常に貴重なものとして再考し、活用することができるようになった。


食事は非常に重要だ。なぜならそれは…

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