高須賀式真・裏血糖道~痩せ型と肥満型の秘密~

これまで随分と長いあいだ、俗に言うところの痩せ型と肥満型の謎がわからなかった。

現実問題として、マジで食っても食っても痩せる奴はおり、逆に特に食べてもいないのに太っている奴はいる。


もちろんこの記事で書く事は、痩せ型と肥満型の全てを説明するものではないだろう。恐らく、他にも交絡因子は数多く存在する。


その上で僕が今回書く事を真・裏血糖道とまで書いて大々的に風呂敷を広げるのは、このロジックが実際に私達の生活に応用が可能かつ御利益を得られる確率が非常に高いと見込めるからだ。


実際に自分自身で試しているのだが、非常に有効であると感じられているし、医学・生理学的な裏付けもちゃんとある。

というわけで本筋にいこう。ちなみに念のため言っておくが、断食とは無関係である。


活動期と休眠期

私達の身体は内分泌系により、大きくコントロールされている。例えば危機的な状態になればアドレナリンがガッと出るし、血糖値が上がればインシュリンが放出される。


これまでの血糖道では、このインシュリン(≒太るホルモン)を無駄に作用させない事を主軸に食べ方や食後の運動といったアクティビティにて解決策を模索していた。


それについては一定の効果は確かにあり、実際に医学的にも効果がある事が証明されている事は既に提示した。


しかし僕はこの時点では視野がまだ狭かった。血糖値スパイクという、食事の時間前後にのみ囚われており、その裏側で繰り広げられている事への関心が適切に振り向けてはいなかったのだ。


どういう事か。つまり、痩せ型と肥満型に強い影響を及ぼしているのは、食事前後だけではないという事だ。


それよりもむしろ基準となる”それ以外”の時間に、どういう状態に身体が置かれているのかという部分への理解が足りていなかったのである。

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