「ガチガチですね」

肩こりを改善しようと、整体にいった際に言われそうな言葉である。

この逆…フニャフニャな状態で肩こりが発生しているというのはイメージする事が難しい。

この事からわかる通り、コリと言われる症状は筋肉の過緊張によりもたらされる。

逆のフニャフニャはリラックスだと思えば、フニャフニャでコリが発生する事のイメージが難しいのも納得がいくだろう。

そもそも、なぜ過緊張してしまうのか

ジッと座り仕事をして、肩や腰に重さを感じる人は多いだろう。

このコリを解きほぐす簡単な方法は、肩を軽く動かしたり、腰を軽くひねったりする事である。

ここで面白いのが、コリを感じるメカニズムも、肩や腰を軽く動かすのも、医学的にはどちらも筋肉の収縮運動によりもたらされるという点にある。

しかし同じ筋収縮にも関わらず、コリは痛みを引き起こすのに対して、軽い柔軟体操は明らかに楽になった感じが発生する。

いったいこの間にある差は何なのか。これが理解できるとコリに伴って発生する肩や腰の重さの正体と、その対策がみえてくるようになるのだが、僕が知る限り、この2つの間の差を言語化できている人はほぼ居ないように思う。

というわけで、今回は腰痛改善運動をベースに、筋肉の痛みとコリの解きほぐし方法について考察を重ねていこう。肩こりの取り除き方も以下に記載する。