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49歳でVPoEからプレーヤーに転身して、ぶっちゃけどう?

Saleshubでエンジニアをしております安田と申します。
入社して3ヶ月以上経ちましたので、このあたりでnoteを書いてみたいと思いました。

入社前を振り返る

実は私は先だって転職するにあたりこんな記事を書いています。

前職の株式会社iCAREでは、最後2年くらいVPoEなどのマネジメントを中心に活動をしていましたが、新たな職場では小さな開発組織でバリバリコードを書いています。

僕は年齢もすでに49ですので、スタートアップの現場でプログラムコードを書くエンジニアとしては、かなり年齢が高いと思います。

49という年齢でスタートアップから、またスタートアップに転職して、
マネジメントからプレイヤーに戻って、といった私のような状況には、一般的に関心を持つ方もいらっしゃるのではないかと推測しております。

なので、そうした方々への関心にも答えつつ、入社エントリかつ転職後の近況のご報告を書いてみたいと思います。

Saleshubを選んだ理由

上記記事に記載しましたように47社ほどの会社から次の職場として株式会社Saleshubを選びました。

様々な会社の様々な立場の方とお話をし、本当に魅力的な会社、人がたくさんいるのを感じ、どこを選ぶべきか本当に悩みました。体がいくつもあるなら、複数の会社に入社したいくらいでしたw

Saleshubを選んだ理由は

  1. 自分が価値を発揮できそうだと感じた

  2. サービス(Saleshub)に魅力を感じた

  3. 人に魅力を感じた

といった点になります。
以下でもう少し詳しくお話しします。

1. 自分が価値を発揮できそうだと感じた

ぶっちゃけたところ現状のアプリケーションインフラの話を聞いた時に「これは何とかしないといけないな」と思いました。
諸々古い。
PMFさせるためにそういう技術的な問題を後回しにするのは仕方のないことだとは思うのですが、いかんせんぎりぎりな感じで古い。

古くなりすぎるとどうなるか?
ライブラリを通常のレポジトリから入手できなくなる。
そうなるとそのためのダーティハックをしなければならなくなる。
ダーティハックにダーティハックを重ねて泥沼な苦労をしなければならなくなる。
新しいライブラリのメリットも享受できない。
そういう環境だとエンジニアも寄り付かなくなる。
などなど。

そういう負のスパイラルに入る手前だと感じましたw
これは誰かが何とかしないと、と。
率直にいいサービスだと感じたので、これはこの状況何とかしたいなー、と思いました。

そして幸いにも僕はそういう戦いは好きだし、得意でもあると思っているので、「ここに入社したらとりあえずすぐにでもわかりやすい形で価値を発揮できるな」と感じました。中長期的な話ではなくて、めちゃめちゃ近視眼的な話ではありますが、ここは結構大きな入社のモチベーションになりました。

2. サービス(Saleshub)に魅力を感じた

サービスの説明はWebサイトをご覧いただいたほうがよく理解できると思いますので、ここでは省きますが、「人と人をつなぐことがビジネス価値を生む」という点に特に惹かれました。「人と人をつなぐことがビジネス価値を生む」ようなサービスは転職活動の中でいくつも出会い、それぞれ魅力を感じたものの、Saleshubには特に惹かれるものがありました。

こちらにも


テレアポや飛び込みなど精神的にも辛く、非効率なものが主流となっています。
このBtoB営業の問題を解決するためSaleshub(セールスハブ)は生まれました

と記載のありますが、僕自身、昔テレアポをやったことがあったり、過去の在籍企業において、こうした非効率的な営業手法で営業担当が頑張る姿をたくさん見てきました。

なので、もしこのSaleshubが世の中に普及したら、テレアポや飛び込み営業がなくなったら、営業の方々が本当に幸せに活動できるという「未来像」をはっきりと思い浮かべることができました。

そしてその未来の実現のお手伝いをしたいなと思いました。

3. 人に魅力を感じた

最初に面談をした時に、代表の江田さん、CTOの八木さんとお話をしました。
二人とも僕よりずっと若い。
でもお話を聞いていて、お二人からとてもまっすぐな思いを感じました。
いいものを作りたい、良いサービスを作りたい
そういうピュアな思いが伝わってきて、僕はすごくいいな、と思いました。

そしてお二人とも、とても謙虚であることも素晴らしいと感じました。
SaleshubのValuesとして「優しい想像力を働かせる」があり、そこに記載されている「メンバーや関わるすべての方々へのリスペクトや想いやりの気持ち」が素直に感じられました。

2回目の面談で、CPOの日比野さんにもお会いしましたが、この時も面食らったと言うか、笑ってしまいました。
謙虚 of 謙虚。
面談にやってきた僕が採用側で、日比野さんが応募者みたいな雰囲気で、ある意味人生初めての採用体験でしたw

みんなまっすぐな思いを持って、かつ謙虚。
これはいい会社だな、と思いました。

チームマネジメントも好きって言ってなかったっけ?

実は転職活動では、VPoEやエンジニアリングマネージャーとしてのお誘いは結構ありました。前職でVPoEをしていたことをご評価していただけたが故かと思います。そして僕自身もこちらで「チームマネジメントも好き」と記載していた通り、それに対して意欲もありました。

ただ、色々な会社の方々とお会いしてお話を聞く中で、ある程度の規模の出来上がったカルチャーの会社でVPoEやエンジニアリングマネージャーとしてジョインするのは、結構「むずい」な、とも感じました

iCAREでの活動を評価していただき、「文化作りも期待しています」と言われることが多々ありましたが、そもそも前職において多少なりとも文化作りにおいて貢献できたのは、入社タイミングがまだ社員10名くらいの頃だったからだろうと考えています。

20人、30人の組織になるとさすがにある種の文化は形成されていると思いますので、その状態から「文化作り」に意図的に取り組む、というのは、本当にできるのかどうか全く確信が持てませんでした

そうした事情で僕自身チームマネジメントをやりたい、という思いもあり、かつそういうお声かけを下さる起業様も多々あったものの、うまく条件をマッチングさせることができませんでした。

そして、またそういう確信の中で、やはり組織文化と関わっていきたいのであれば、マネージャーであろうとプレーヤーであろうと、まだ組織文化が完成していないような、小さな組織に入りたいと感じました。

Saleshubは入社時点ですでに正社員が20名ほどいて、必ずしも小さい組織ではないのですし、文化が不在のような会社ではないのですが、それでもまだ「これからどんどん組織が出来上がっていく」雰囲気がすごくあり、その出来上がっていく過程に関わりたいなと感じました。

僕がマネージャーではなく、プレーヤーとして転職したのは、大体そんな背景です。

入社後はどんな感じで仕事をしているか?

コードを書いていますw

サービスの拡充も喫緊の課題ではあるものの、アプリケーションインフラの整備も喫緊の課題なので、まずはそこから着手しました。
そして、それに関連して入社早々、幸運なことにRuby on Railsのアプリケーションインフラ整備において最高の人材にお手伝いいただけることになりました。

r7kamuraさんです。
業界でRuby on Railsのバージョンアップといえばこの人、というくらい有名な方です。前職でのお知り合いなのですが、ダメ元でお声掛けしたところ、ちょうどタイミングよくお手伝いいただけることになりました。
幸先良いスタートとしか言いようがありませんw

現状、r7kamuraさんにバリバリアプリケーション環境を整備して行っていただいています。
r7kamuraさんの仕事は早いし、クオリティはすごいし、なんというかアートの領域だなと感じてます。
一緒にお仕事させてもらえるのは本当に幸せなことだと感じてます。

r7kamuraさんがRuby on RailsやRubyのバージョンアップをするために、僕はまず検証環境の構築に取り組みました。そうなんです。検証環境がなかったんですw

検証環境は、Terraform, Terragrant, TerraCognitaなどを使って、それまで無かったIaCで構築しました。
(TerraCognitaってなんやねん?って思われることが多いかと思いますが、そのあたりは僕が書いたこちらの記事をよろしければご覧ください。)



検証環境構築は大体一通り終わり、現在は新機能のフロントエンドの実装を進めています。
僕を知る人からは「あれ、安田さん、フロントエンドなんて得意だっけ?」って言われそうです。
はい、そうなんです。
僕、一応、AngularJSとかVue.jsとかやってきてはいるんです。だいぶ時間経っちゃってるんですがw
とはいえ直近のフロントエンドのトレンドとかには完全に乗り遅れているのですが、ここでも前職のつながりで強力な助っ人にお手伝いいただけることになりました。

大谷さんです。
前職でもアドバイザーとしてフロントエンドでとてもご活躍していただいた方ですが、Saleshubでもお手伝いいただけることになりました。
現在Saleshubのフロントエンド環境は
CoffeeScript + jQuery
といった古いテクノロジーで構築されているのですが、
新機能開発を通して、
TypeScript + React + Vite
の環境に移行を図っています。
僕だけだとこのあたり心許ないのですが、大谷さんがいるのでめちゃめちゃ安心して実装を進めることができていますし、効率的に実装が進んでいるのを感じています。

r7kamuraさんにせよ大谷さんにせよ、とにかく優秀で博識なので、一緒にお仕事していると刺激的だし、勉強になるし、とても楽しいです。

他の仲間は?

他の仲間も素晴らしいです。
開発チームは、さきほどお話ししたCTOの八木さんに加えて、中村さん、業務委託の宝さんがいますが、みんなとても真摯にプロダクト作りに取り組んでおり、とても気持ちよく楽しく開発できています。

開発チーム以外の方々も、みんな本当に良いサービスを作るために仕事に情熱を注いでるのを感じます。そういう環境って自ずと仕事が楽しくなりますよね。

Saleshubでは毎日社員全員が集まって「朝会」をやっています。
そこで部署を超えて情報共有をするのですが、その「朝会」もすごく良いです。
まず代表の江田さんが明るい。そしてサービスをよくしたいという思いがすごく伝わってくる。
そういうのが毎朝あるわけですから、すごく仕事のモチベーションになります。
そして江田さんだけでなく、他の部署の方々もSaleshubというサービスを本当に「自分ごと」として捉えているのが、その「朝会」からひしひし伝わってきます。

最後に

そんな次第で入社から3ヶ月以上が経ちましたが、Saleshubという素晴らしい組織で素晴らしい仲間と一緒にお仕事させていただけることに幸せを感じながら日々過ごしております。

なので、マネージャーとかプレーヤーとかスタートアップとか年齢とか、本当はそんなことはぜーんぶどうだっていいのです。日々、自分の価値を最大に発揮でき、楽しく仕事できれば、それで良いんじゃないかと思ってます。

長々とした文章お読みいただきありがとうございました。
もしSaleshubにご興味お持ちいただけましたら、採用ページでも良いのですが、よろしければ僕(TwitterFacebook)にご連絡ください。そういう方とお話しするの大好きなので。

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