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心と身体の相互作用

あけましておめでとうございます!

私は心身の健康にこだわります。

健康は身体だけでなく、
心の状態も大切だと考えるからです。

身体の調子が良いと気持ちも楽です。
逆に、病は気からというように、
気分が落ち込むと身体もいまひとつです。

身体に関しては、
体重や血圧などを毎日はかり、
見ることができます。

一方で、心の状態を毎日はかる手立ては、
今のところあまりありません。
日記を書くことにより、
少し見ることはできますが。



昔から心と身体は分けられてきました。

真言密教では、三密行業といって、
身体と口と心で行を積みます。

これは、身体と心を分けますが、
口を、心のものを身体が表現する言葉
というものが出てくる結節点
ととらえてのことだと私は考えています。

ジャーナリストの立花隆さんは
「精神と物質」
という書籍を出しています。

身体は物質でできているけれども、
それを突き詰めていくと
精神という物質とは違うものに昇華します。

その境界の解像度を上げてみよう
とされたのでしょう。

心理学者の河合隼雄さんは、
心と体の間には魂というものがある
と表現されています。

小説家の村上春樹さんは
この河合隼雄さんの言葉を引用して、
ご自身の小説を一番理解してくれる人だ
と書いています。

心理学者の河合隼雄さんは科学者として
心にアプローチしてきたので、
心と体は科学的に解明されるもので、
そこから離れる主観的なものを
魂と表現されたのでしょう。

漫画家の水木しげるさんは、
「河童の三平」で、
物質で表現される身体的なこちらの世界と、
心で表現される精神的なあちらの世界を
行ったり来たりする漫画を描きました。



心と身体に
先人がどのようにアプローチしてきたか
と考えてみるのは楽しいものです。

小さなことですが私は、
身体と書くか、体と書くか、
今年も悩むことになりそうです。

今年もよろしくお願いします。

安島

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