おはようございます！

昔、私はブレないと言われました。

特に意識したことは無かったのですが、
他人にそういわれると
そうなのかと思いました。

おそらく、自主独立の考え方が、
そう見えたのだと思います。

就職活動の時は、
会社があてがう飯だけは食いたくない
と思いました。

銀行店での賄や、
工場での輪っか飯を
出すところは避けました。

今は会社がランチを出す企業が
人気らしいですが私には無理です。

留学はできませんでしたが、
社費留学はご免で、
受かったら自分のお金でいこうと
思っていました。

仕事でも
まずは自分が食べていけるように
自分の名前で稼げるようになりたかったし、
仲間にもそうしたことを求めました。

ですから、会社を作った時、
真っ白な会社案内の表紙には、
銀文字で「Independent」
と刻印しました。

ただ、10数年たった頃から、
「Independent」といきりたつ自分に
疑問符が付くようになりました。

相手にもたれかかる
というわけではないのですが、
自主独立を言えば言うほど、
自分が偏狭になり、
周りとの交流から生まれる新しい可能性に
背を向けている感覚が生まれました。

自主独立だけど、それが故に、
周りと交わらないと成長できない訳です。

自分だけなら構いませんが、
周囲の仲間をそれに引きずり込むのは
よくありません。

＊

丁度そのころ、バリ島に関心があり、
何度か現地を訪れました。

現地の踊りをみていると、
悪と善の神が戦うのですが、
どちらが勝つわけでもなく、
エンドレスに踊りは
フェードアウトしていくのでした。

山の頂上にある島最大のお寺には、
ヒンドゥ教と仏教徒、地元の宗教の3つが
同じところに祀られていました。

善悪も共存し、宗教も共存しているのです。

そうした体験を通して、

「Independent」に
「＆　Interdependent」
という文字を入れたくなりました。

ダブルスタンダードと
言われるかもしれませんが、
世の中矛盾だらけだし、
様々な価値観があるわけなので、
その調和が知恵なのだと思います。

今日もよろしくお願いします。

安島