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心の世界を描写する

心とか、気持ちって
形がないから
表現してみたくなるんでしょうね。

心の描写をした詩が
とても好きです。

真っ白な夜に見えた
真っ黒な月……

から始まるかわせみ かせみさんの詩。

白と黒の反転した世界観に一気に惹き込まれます。

イメージが湧いてすぐにイラストを描きました。

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目をそらそうとしても
その中に吸いこまれた

ちっちゃくなって
泳いでいる世界から

今日の私が見える

あっちで怒られたのに
こっちで怒っちゃったね

そっちで傷ついたのに
こっちで傷つけちゃったね

まるで今日の自分を、もう1人の自分が見ているような語り口。

コントロールできないエネルギーが自分を傷つけて、自分もまた誰かを傷つけてしまう。

疲れちゃって
うまく歩けなくなって
座りこんで泣いちゃうのに

いっぱい知らんぷりして
いっぱいサヨナラして
イヤな私だよね

眠ったら忘れられるかい?

起きたら元気かい?

キミの声が聞こえたから

真っ白な夜に戻ってきた

さいごの一文、
リアルと、もう一つの世界(真っ白な夜の世界)の狭間で、
決心するようにつぶやきます。

愚かな私は
逃げ道を作って

明日もこの世界に生きていくんだ

ズルくって、苦しくって、
ーーー弱くて、強い。


そして、「いつものわたし」というタイトルのように、
私の日常の中にもある、とても共感できる気持ち。

だれもが「白い夜の世界」を心の中に持たずには
生きていけない(生きづらい)ような気がします。


かせみさんは、
美しくてカッコいい素敵な詩がなかなか書けなくて…とおっしゃるけれど、わたしはこういう詩がとても好きなんですよね…☺️

引用の許可を頂き、大変ありがとうございました🙏💖
いろんな解釈で読めるのが詩の良いところですよね
👇👇👇ぜひご覧ください。

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#眠れない夜に #エッセイ

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