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書き遺したいもの

おはようございます!
 
「生物の世界」が書かれたのは
1941年11月、
太平洋戦争開戦の一年ほど前です。
 
今西錦司さんは、次のように書いています。
「今度の事変がはじまって以来、
私はいつ何時国のために
命を捧げるべきときがこない
にも限らなかった。・・・・
私の命がもしこれまでのものだとしたら、
私はせめてこの国の一隅に、
こんな生物学者も
存在していたということを
何かの形で残したいと願った。
それも急いでやれること
でなければ間に合わない。」
 
これを書かなければ
死んでも死にきれないという想いで
書かれた遺言のようなものだと思います。
 
古くは司馬遷の史記、
最近では梅原猛氏の親鸞などがあります。
 
こういう書物は、読む価値があり、
読まなければならないと思わせられます。
 
私がこうした思いで
何かを書き残すとしたら、
何を書くのだろうかと考えてみると、
まだまだこれから自分の考えが
どう変わっていくのかに重みがあり、
思いつかないというのが正直なところです。
 
幸せな環境なのだと思います。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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