個人的な話なのですが、昨日は子供の空手(新極真)の試合でした。優勝したとかそういう華々しい事ではないんです。むしろ、おそらくあまり空手に向いているタイプではなくて非戦闘的で争いごとが嫌いだし、きゃいきゃい♪♪と幼くはしゃぐタイプだし、体つきも小さくて細くて、練習も好きではないし、何でやめないで続けているのだろーと不思議なくらいなのです。
これまでも試合ではほとんど負けるのですが、それでもケロッとしていて。それでいいのかな、とちょっとだけもどかしく思っていた私、、。
 
まぁ夫もあまり好戦的な性格ではないし、のめり込まないタイプなので、「あー、分かるわ。学生時代部活のみんなが泣いてたけど、オレだけ泣かなかった。それが(ちょっと距離をおいて全体を見る)今の仕事に生きているからいいんじゃない?」というので、まぁそういうタイプなのかな、それもいいかな、と思っていたら!いたら!
 
昨日の試合では3試合中、最初の2試合でまさかの勝利(あまり強くない子達とのグループに所属していたこともあるのですが)。そして「次に勝ったら(グループ内)優勝だ!」と気合いを入れて臨んだ最終戦、延長の末に負けてしまい、、。
 
そしたらなんと、終了後に礼を終えたら号泣しているではないですか!年長から4年くらい空手に通って初めての涙ですよ。かーさんビックリしたよ!君に悔しいという感情があったなんて!これまでいつもヘラヘラしていたのに。ここで君の新しい一面が出てくるなんて。

 何が言いたかったかというと、人って変化もするし、成長もするし、新しい側面がどんどん出てくるなぁ、と言う事でした。
どうしても転職エージェントと言う仕事柄、目の前にいる人材の「その時点のありよう」で、「どのような人なのか」を判断してしまいます。(もちろん中長期的な成長を考えてご紹介するのだけど、基本的にはあくまで面接を受ける時点でのその人のあり方を判断して、マッチングさせていくので)
 
でも人ってこうやって変わっていくし、どんどん新しい側面も出てくるし、それによって新しい可能性も出てくる、、その時点のその人のあり方がすべてではないのだなぁ、と。
 
これって人だけでなく、組織もそうだと思います。今の時点の組織のあり方がFIXされているわけはなくて、どんどん組織として発達していく可能性もあると思います。
 
何というか、昨日の空手の試合で私自身が強く感じたことは、【その時点の人や組織のあり方を確認しながら、今後の可能性も信じていく】、、そういうスタンスをとっていきたいと思ったのでした。


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