こんな会社が世の中に存在していたなんて?

「驚きました!世の中にこんな会社が存在していたなんて!
みんないい人で、ビックリしました。これまでの会社とは正反対です!」

求職者の方に会社をご紹介して、面接に行って頂いたり、その後入社されたりすると、こうした報告を受けることが、割とよくあります。
先日も「今いる会社と全く違います」というご感想を頂きました。

(そういう報告を頂くと、私は「でしょ、でしょ~。うふふ、そうなのよ、良かった、知ってもらえて。いい会社ってあるのよ♡」と一人ほくそ笑むのです)

そうした方が考えている「会社」というものは、おそらく多くの人にとって一般的な考えだと思うのですが

・会社なんて権力争いがあるのは当たり前
・パワハラ、マウンティング、威圧的な対応をする上司がいるのは当たり前
・嫌な人が何人もいるのは当たり前
・お互いのおなかの中を探りながら仕事を進めていくのは当たり前
・自分を強くして、良く見せて、戦っていく場所

などなど。常にストレスやプレッシャー、停滞感にさらされている、と言うものだったりします。

老舗上場企業だったり、大手外資系企業だったり、就職人気ランキングが高い会社でも、そのようにおっしゃいます。
ベンチャーでもそうですね。豪腕な経営者が引っ張っていく会社でも、こうした傾向はあるようです。

一方で、そうした企業とは雰囲気が全くちがう、「自律した人たちが、お互いに性善説で信頼し合い、本質に向かって取り組んでいる組織」というのは、本当に存在するのです。

マチュアな人たちで構成される、マチュアな組織。

いつも私が繰り返し出してくる、「発達理論」の話になるのですが、
本当はマチュアな面を持つ人材であっても、マチュアではない組織に仕方なく適応している事は多いと思います。他の事例を知らないから、「仕方ない」「会社はこんなもの」と思ってしまうのですね。

でもそうした人たち、マチュアネスの片鱗を持つ人材が、マチュアな組織に出会ってしまったら、、、。

「自分は本当は、こんな会社を求めていたのだ!」とそこで初めて自分の心からの希望に気がついて、結果的にそうした組織に転職していくのです。

そして人材と組織の発達段階がマッチすると、その方の能力は自然に、最大限に発揮しやすくなるのです。そうして人材の能力が最大化されて、会社にも世の中にも、大きなインパクトを与えた例をこれまで多く見てきています。

問題点としては、そうしたマチュアな会社というのはあまり世の中に知られていないケースが多い、と言う事です。だから普通の転職活動では見つけてもらえないですし、マチュアでないけどPRが上手な企業に人材が流れがちとなっています。

当社としてはこうした「知られていないけどマチュアないい会社」とのお取引をさらに強化して参ります。企業の代わりになって求職者の方にその会社の存在や魅力をアピールして、良い人材と良い企業のマッチングを実現していきたいと思っています!

(追記)
優秀な人材に当社のお取引先企業をご紹介して内定が出た場合、結果的に他に内定が出た会社ではなく、当社からの会社にご入社される確率が高くなっています。優秀で思いがある人材ほど、企業のあり方、beingを重要な検討項目にされています。組織の発達段階を高めることは、人材採用上の競争優位につながると思っています。

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