トレーニングギアとは？

簡単に言うと「トレーニングする時に用いるアイテム」です。
ウェアやシューズもそのひとつです。

その中でも使用している人の多いトレーニングベルトの正しい使い方、使用目的を紹介していきます。

トレーニングベルトを使用する目的

トレーニングベルト（ウエイトリフティングベルト）はなんのために使うのか。

それは「腹圧を高めやすくするため」です。

腹圧ってなんだ？
と思われる方も多いと思います。

腹圧はその名の通り「腹筋に圧(力)を入れること」です。

腹筋に力を入れて、手で触ってもらうと固くなっているのが分かると思います。
これが腹圧がかかっている状態です。

この腹圧をかけることがトレーニングでは重要になってきます。

なぜ腹圧が必要なのか？

腹圧を高めることで体幹を安定させることが出来ます。
それにより「より高重量を扱える」というのが利点です。

ベルトを用いて最初から体幹を締め付けることで腹圧を高めやすくなります。

腹圧を高めることによって副次的効果もあります。

腰は非常に痛めやすい部位です。
腰部分は骨が背骨しかないので、腰を曲げたり反ったり負荷がかかると簡単に痛めてしまいます。

そのため、腰を守るためには腹圧が重要になってきます。
腹圧を高めて体幹を安定させることで結果的に腰を守りやすくなります。

ただ、腹圧を高めなければ意味がありません。
あくまで「腹圧を高めやすくする」だけなのでベルト自体に腰を保護する効果はありません。

さらに、締め方も重要です。
ゆるく締めたのではベルトの恩恵は受けられません。
使用する際は息を吸い込み、お腹をへこませた状態でキツク締める必要があります。

なのでベルトの使用中はとても苦しいです。
とても長時間していられるものではありません。
セット毎に緩め、次のセットを始める時に締めなおします。

ジムで付けている人も多いですが、ほとんどの人が使用法を誤っています。

とてつもない高重量を扱う上級者の人ならまだしも、
常にベルトをしている意味はありません。

コルセットのように腰を保護しているつもりなのかもしれませんが、
先ほど書いたようにベルトは「腹圧を高めやすくする」ためのギアです。
キツク締めて、腹圧を入れなければなんの意味もありません。

さらに、常用するデメリットもあります。

ベルトのサポートを受けるということは「自分の力で体幹を固定することが出来なくなる」可能性があります。
スクワットやデッドリフトなどの種目では、体幹も鍛えられます。
体幹を保持させるためにさまざまな筋肉が動員されるからです。
自分の筋力だけで体幹を固定することも必要です。

僕がベルトを使用するのはスクワットとデッドリフトのメインセットの時だけです。
アップの重量の時はギアを使いません。
他の種目の時も使いません。
出来るだけ自分の筋力だけでトレーニングする機会を設けるのも大切です。

さらに腹圧を高めると血圧も上がってしまいます。
血圧に問題がある方は、使用する機会を減らすなり気を付けて使用するようにしてください。

ベルトの締め方

ベルトはだいたいヘソの位置で締めます。
位置が高すぎると肋骨に、低すぎると骨盤にベルトが当たってしまうので
身長によっても変わるので、ご自身の体格に合った位置で締めてください。

締める時は思い切り息を吸い込み、お腹をへこませた状態でギュッとキツク締めます。

苦しいくらいでちょうどいいです。
セット毎に緩めることをお忘れなきよう。

ベルトの厚み、幅もいろいろ種類あるので自分にしっくりくるものを探すのもいいかもしれません。

ちなみに僕はこのベルトを使用しています
↓

サイズがXS～Lまであるのですが、僕はXSサイズを購入しました。

アメリカ規格なのかサイズがデカいです笑
締め付けが弱いと意味がないので小さめがいいかな、
と思って買ったのですがちょうどよかったです。
僕のウエストが80㎝前後なので同じくらい、
それより細い方はXSでも十分かと思います。
僕は2年以上使っていますが、今のところ問題なく使えています。
使用感もいいです。

その他にもたくさんベルトがありますが、僕は使ったことがないのでよくわかりません。
ただ、なかなか試して買うというのも難しいものです。
もし、どんなものか試してみたい方はジムで借りれると思うので、試してみてください。
おそらくテープタイプのだとは思いますが使用感は分かると思います。

絶対に必要なわけではありませんが、本格的にトレーニングをしている方は購入を検討してもいいかもしれないですね。

ベルトのおかげかは分かりませんが、今のところトレーニングで腰を痛めたことはありません。

着けてるとなんかテンション上がるゼ！という方。
ファッションで着けてる方などもいらっしゃるかもしれません。

全然それでいいと思います。
一番は自分にとってプラスになるかどうか。
着けることでモチベーションが上がるなら着けるべきだと思います。
形から入るタイプの人もいますし。(僕です)

もちろん適切な使用をするのが一番ですが、ケガがなければなんでもいいと思ってます。

お気に入りのギアを使って楽しんでトレーニングしましょう！