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なぜ、仕事に締め切りがあるのか? それは「人生に締め切りがあるから」だ。

<<この記事のまとめ>>
・仕事にも人生にも「締め切り」はある
・「人生の締め切り」はいつ来るかわからない
・夢をかなえる「スーパーTODOリスト」のすすめ

 締め切り。

 胃の痛くなる嫌な言葉だ。ここを読んでいる多くの人もなんらかの締め切りに追われているのではないだろうか。

 あらゆる仕事には締め切りがある。「締め切りを守ってくださいね」と言ったこともあるし、言われたこともある。

 締め切り。「いっそ、締め切りなんてなければいいのに!」「いいものができたら世に出す、ってことでいいじゃないか!」と思ったこともある。

 なぜ、締め切りがあるのだろう? なぜ、締め切りを守らなければいけないのだろう? ぼくは本気で考えたことがある。突き詰めていった結果、出てきた答えは「この人生が有限だから」だった。

 人が永遠に生きるのであれば、目の前の仕事を締め切りまでにやらなければいけないということにはならない。なぜ締め切りがあるのか。それは「人生に締め切りがあるから」に他ならない。


ぼくもあなたも「明日生きている」保証はない

 先日、俳優の大杉漣さんが亡くなった。「ついこのあいだまで元気そうにしていた人がもうこの世にいない」という事実は、大きな衝撃と深い悲しみを日本中にもたらした。「人はいつ死ぬかわからない」とよく言うが、本当なのだ。ぼくもあなたも「明日かならず生きている」という保証は誰にもできない。だからこそ大事なのは、人生が有限であるということを理解し、なるべく悔いのないように実行に移していくということだ。

 会社への通勤途中に大きな墓地が見える。その墓地を眺めていると「人はいずれかならず死ぬ」ということを思い知らされる。かならず死ぬ。一人の例外もなく、だ。

 お墓の下で眠っている人は、もしかしたら志半ばであの世に行った人かもしれない。というか、ほとんどの人はやりたいことをすべてやる前にあの世に旅立っているのではないかーー。とすれば、生きているぼくらがやれることは「なるべくその後悔を減らす」ということしかない。


夢に「締め切り」をもうけると現実になる

 人生には「締め切り」がある。そして、その「締め切り」はいつ訪れるかわからない。だからこそ、むしろどんどん自分に「締め切り」を課して、やりたいことを叶えていく必要がある。「締め切り」を前向きに捉えれば、どんどん夢をかなえることができるようになる。

 ここでちょっと提案。夢にも「締め切り」をもうけてみよう。

 ぼくは(バカみたいなネーミングだけど)「スーパーTODOリスト」というものをつくっている。「TODOリスト」というのは、ごぞんじのとおり、主に「今日やらなければいけないこと」を書いておくリストだ。

 ぼくの提唱する「スーパーTODOリスト」は、いつかかなえたいと思っている夢もリストに載せる。「これからやるべきこと」だけでなく「やりたいこと」もすべてリストにしてしまう。(ちなみにぼくはGoogleKeepのリストを使っています。)すると、夢と現実を地続きにすることができるのだ。

 スーパーTODOリストには「直近でやらなければならないこと」ももちろん書いてある。ぼくの場合「今日中に契約書送付の催促」とか「夜にnoteを書く」などの細かいことだ。そして、それらのTODOの続きに、(恥ずかしいけど)「20XX年◯月✕日までに都内に家を買う」とか「20XX年◯月✕日までにミリオンセラーを出す」などの夢も書くのである。

 ここで忘れてはならないのがきちんと締め切りを明記することだ。期限のない夢はただの妄想になってしまう。締め切り、期限を書くことで、夢が現実に近づいてきて、夢と現実が地続きになる。

 たとえばぼくは「Twitterのフォロワーを◯月✕日までに6500人にする」とこのリストに書いていた。「締め切り」をきちんと明記していたので、実現できるような気にもなるし、実現しなきゃという気にもなるし、実現するための方法も自然と考え始めるようになる。その結果、きちんとフォロワーを増やすことができた。

 ……締め切りの話から、壮大な自己啓発セミナーみたいになってしまったが、ぜひ「締め切り」を明記した「スーパーTODOリスト」、あなたも試してみていただきたい。

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