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#38 眠らないと肥満のリスク7.5倍

こんばんは。山口です。台風接近中ですが、皆さんはお変わりなく大丈夫でしょうか。安全対策をして台風に備えましょう。

さて本題です。今回は肥満についてです。前回に引き続き本の内容をシェアさせていただきますね。

「ダイエットにチャレンジしているのに痩せられない、つい我慢できずに食べてしまう。食べているつもりはないのに体重が増えていく。」

よく耳にするこのフレーズ、睡眠不足の可能性があります。

睡眠不足になると、「もうこれ以上は食べられない」と感じさせる満腹ホルモンのレポ珍の分泌が減少し、さらに「お腹が空いてたまらない」と感じさせる空腹ホルモンのグレリンが増加するそうです。これにより、食欲が止まらなくなってしまいます。


シカゴ大学で、健康で適性体重の若者14人に、8時間半睡眠を4日間続けてもらい、その後5-6時間睡眠を10日間続け、毎日の摂取カロリーを比較するという研究が行われました。
結果、5-6時間睡眠では1日の摂取カロリーが8時間半睡眠に比べて300Kcalも増加しました。


また、平均年齢22歳の健康な若い12人を対象に行われた別の研究では、一晩で数時間睡眠を削るだけで、正しい判断や衝動を抑制する前頭前皮質の活動が鈍り、逆に衝動的に行動する原始的な脳の部位の活性化が見られたそうです。
  脳がそのような状態のときには、太る原因となる糖質やスナック菓子の摂取が30-40%増え、一方、血糖値を安定させるたんぱく質や脂肪の摂取は10-15%しか増えなかったそうです。睡眠不足になると、衝動的にジャンクフードが食べたくなることがわかります。

約500人の若い成人を対象にした13年間にわたるアメリカの研究でも6時間未満の睡眠は、体重増加のリスクが7.5倍というデータが発表されています。
睡眠不足の状態でダイエットすると、脂肪は減らずに筋肉だけ減ってしまい、基礎代謝が下がってしまうことも分かっています。このようなエネルギーの消費量が減ってしまうダイエットは、少し余分に食べただけで一気にリバウンドするので、ダイエットを成功させる為にも睡眠時間の確保は必須です。

皆さんは眠れていますでしょうか。私自身も振り返れば、睡眠がとれていなかった際はジャンクフードを食べていました。それは食欲が抑えられないことの根本に、睡眠不足が原因だったことがわかり、良い気づきとなりました。

体重増加に悩んでいる方の参考になればと思います。睡眠をとりましょう!

まとめ

・睡眠不足は、空腹ホルモン分泌を促す為、結果食欲増加させる。


またの投稿、お楽しみに!

参考
成功する人ほどよく寝ている   最強の睡眠に変える食習慣(著 /前野博之)

よろしくお願いします!