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ロボットのあるどんな社会を作りたいですか?

取材などでよく聞かれる質問の一つに、
「どんなロボットのある、どんな未来をつくりたいか?」
という趣旨のものがあります。

私にとっての答えは
「ロボットという存在が目につかなくなる社会をつくりたい」
というものです。


目につかないというのは、あって当たり前だから

取材している方からすると、ドラえもんみたいなロボットや二足歩行のめちゃスゴイ性能のロボットが活躍する社会、みたいな答えを期待頂いているようなので、逆説的な答えになってしまい、ポカンとされてしまうことが多い。。。

申し訳ない!!とは思いつつも、必ずそのように答えるようにしています。

個人としては、「****なロボット」みたいな個別のロボットをどうしても作りたいという想いはそこまで強くはなく、ロボットという存在が当たり前に使われている社会、当たり前すぎて特に誰も意識しない社会というものが目指したい未来になっています。

ロボットが当たり前となった社会。もしかしたら、そこにはドラえもんみたいなロボットやめっちゃスゴイ二足歩行ロボットはいないかもしれません。

それでも別によいと思っています。それよりも、それらに必要な技術がたとえ分解されて、散り散りになったとしても、社会の至る所で当たり前のように使われ、意識されない存在になってほしいなぁ~と思っています。

インフラになるんだぁ~~!!

現在、私が担当している組織のビジョンは、ざっくりいえば
「ロボットをくらしのインフラにするっ!!」
ということに設定しています。

インフラというのは、なくてはならないにも関わらず、基本的には意識されないものです。今の日本において、平時の生活の中で、水、電気、インターネット、道路などインフラと呼ばれるものは、あって当たり前で、意識されるのは、災害や故障などの非常時です。

使えなくなって初めてその存在を意識する。

ロボットもそれくらい当たり前に社会の中で使われる社会を目指したいと思っています。

出会えてラッキーという現状

残念ながら、現状はまだまだです。
ロボットがあれば、「おぉぉ~!」となることが多く、子供たちに見つかれば、格好の餌食となることも少なくありません。

最近、大学で講義をさせてもらう際には、
「ロボット掃除機が家にある人?」
「飲食店で動いている配膳ロボットを見たことがある人?」
という質問を必ずするようにしています。

ロボット掃除機の日本の世帯普及率は10%くらいといわれているように、ロボット掃除機を持っているとして手が上がるのはまだまだまばらですし、配膳ロボットに関しても地域による差もまだ大きいようにも感じます。

この質問の回答を自分の目で見るたびに、まだまだインフラは遠いなぁ~と現実を突きつけられるのですが、ある意味ではまだやらないといけないことは大量にある!!ということで、前向きに頑張っていきたいと思います!!

頑張っていきましょう~

もちろん、個社としては成功事例を作っていくことに集中しなければいけないのですが、一方で、一社で社会全体に対してできることは限られているので、ほかの企業の皆さん、行政の皆さん、ユーザーの皆さん、学会や業界団体などなど多くの皆さんと「直接的」にも「間接的」にも連携をしながら進める必要があります。ある意味では、このnoteも多くの方にロボットの現状などを知ってもらい、インフラ化に向けた宣伝とも言えます。

というわけで、
このような想いに共感頂ける方は、会社としても個人としても積極的にコラボなど仕掛けさせてください~~!!

では、また来週~!!
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安藤健(@takecando)
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