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#37 苺と袋と、ときどきお水

近くの八百屋さんが、フードロス対策で無料でお野菜を提供してくれる。
それが本当に有り難く、白菜、ネギ、ニラ、キャベツ、、、、数々の野菜をいただいている。
いつも【フードロスです。ご協力ありがとうございます】と書かれた段ボールの中を見るのが楽しみで、その文章に目をやるたびに、(有難うと言うのはこちらだよなぁ)としみじみする。

そして、今日はなんと真っ赤なあいつ、そう旬の苺が登場した。
ひとつだけ潰れていて、あとは無事であった。今年買ったイチゴといえば、最近ではシロクマくんに乗っていたくらいで、生のイチゴは買っていない。

祖母のところに向かっている途中なので、にこにこしながら、イチゴのパックを1つ抱えたまま駅に向かう。
駅中のスーパーで万引きと間違えられることがないように、高速道路の様に車間距離ならぬイチゴ距離をとる。

愛でるイチゴ。汁漏れ。
抱えるイチゴ。汁漏れ。
そう、コートに汁が漏れていた。香水なんてつけなくたって、自然派の香水と言わんばかりに、イチゴの香りを漂わせている。
阻止せねばと、ビニール袋を探すが無い。そこで、駅に併設しているコンビニで、袋目的で水を一本購入。

そこで店員さんが、「もしかして苺入れます?そしたら、少し大きいのにしましょうか?」と機転を効かせてくれた。こういう細やかな気遣いにも、頭が下がる思いである。

いつも誰かに支えていただいていて、支えていただいた感謝を糧に誰かにまた感謝していただいたりする日が来るわけで。
改めて、毎日は色んな物事の循環で出来ていて、当たり前なんてないのだと感じた今日でした。

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