見出し画像

映画『アイフィールプリティー』ネタバレあり感想

こんにちは(^^)/
映画『アイフィールプリティー』を見たので感想を書きたいと思います。ネタバレありなのでまだ見てない人はご注意ください。

■概要
2018年のコメディ映画です。
主人公のレネーは自分の容姿に自信がなく、何となくうまく行かない日々を過ごしています。が、あるときに頭を強く打ったことから、自分が凄い美女に見えるようになり、自分に自信がある振る舞いをすることで、仕事も恋もうまくいくようになる、という映画です。

*以下、感想*


自己肯定感低い人や、ルッキズムに苦しんでいる人に見てほしい、というようなSNSでの口コミを見たのですが、、、結局レネーはルッキズムから解放されてないので、見た目に囚われずに現状の友人・恋人に感謝しよう!というメッセージとして受けとりました。レネーはが明るくてコメディ映画としてもすごい面白かったです!


この映画はシーンはレネーの心情で3つに分けられると思います。

①頭を打つ前の自信のないレネー

②頭を打って、自身を美女と認識して自信のあるレネー

③再度頭を打って自分の見た目が変わっていないことに気付くレネー


①の時は洋服の店員さんに太っていることを暗に指摘されたりする度に落ち込んでしまい、憧れの本社勤務の求人にも勇気が出ずに応募できません。

エクササイズジムに入るも周りは既に痩せているスタイルのいい人ばかり。そのジムでのエクササイズ中に頭を打って気を失ってしまいます。

目が覚めたら、自分は最高に爆美女!!全員私のことを綺麗と思っている!私最高!!!状態になります。ここの②のシーンがメインで、レネーの態度や言動が面白い。

レネーに対しての周りの態度は何も変わっていないんだけど、自分が美人だからレディファーストされている、とか皆が私をじっと見るのは口説きたいのかしら?なんて思ったりします。

受けとり方をポジティブにするのは卑屈になるよりいいことだとは思います。

が!レネーは今までの親友たちのことを見下し始めてしまう。ここがこの映画で嫌だなと思ったところ。自分に自身がついて周りの目を気にせずにいられるだけならよかったけど、人のことを見下して傷付けてしまう。自分が今までされてきて嫌だったことを人にはしてしまうんだ、っていうところが見ていて残念でした。結局レネーはルッキズムから解放されてはいない。

恋人も出来て、憧れの仕事に就けたうえに社長に気に入れられて重要な仕事を任されて順風満帆。

③この順調なタイミングでまた頭を打ってしまい、自分の見た目が変わっていないことに気付きます。

仕事も自信がなくなり途中で投げ出して、恋人にも会わせる顔がないと別れを切り出して。そこで会いたくなったのは親友のふたり。見下して失礼な態度をとっていたことを謝ってまた仲良くしてほしいと謝罪します。

最終的には自分のことを受け入れて、コンプレックスがあっても自分のことを好きになろう。という締めくくり。仕事も親友も恋人もみんな元々の見た目のレネーを好きで一緒にいてくれているので、それに感謝して明るくいきましょう、というお話でした。
正直、絶賛されるほどの劇的な切り口、というほどでもなくて、まあ最後はそうなるよね。みんな頭ではわかっちゃいる、自分を受け入れていくことが大事ってことよね、という感想。

親友や恋人はレネーの見た目を含めて中身を好きで仲良くしている。レネーに振り回されても友情と愛情を注いでいて、よっぽどルッキズムから解放された目指すべき思想の持ち主だよな、と思いました。

色々と言いましたが、コメディとしても面白く見られるので、特に女性は好きなんじゃないかなと思います。ぜひ見てみてください。
では!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?