母の手術、無事終了!
昨夜、遺影の父に向かって
「明日、母の手術がうまくいきますように」
と手を合わせました。
今朝も、父に向かって手を合わせました。
「お父さん、今日はお母さんの手術の日だよ。
手術がうまくいくように、
そして元通り歩けるように、お願いね。
お母さんを守ってね」
遺影の父は、穏やかに私を見つめています。
それから長女は歯医者へ、
私は駅で妹と合流し、K整形外科へ向かいました。
受付に伝えて待合室で待っていると、10時半になりました。
「10時半から手術だから、10時までに来てください
って言ってたよね?
10時から何か説明でもあるってことなのかな?」
と妹が聞いてきました。
もちろん私にも分かりません。
二人でもう少し待つことにしました。
「姉ちゃん、11時になったよ!」
「前の手術がそんなに長引くようなこと、言ってなかったよね?」
「もしかして、もう手術、始まってるのかな?」
「受付で聞いてこようか?」
「私が聞いてくるよ・・・(聞きに行く妹)
前の手術が長引いてるんだって」
「そうなの。先生も連続で大変だよねえ」
妹とそのような話をしていると、看護師さんがやってこられ、
前の手術が長引いて遅れている、という説明がありました。
「お時間は大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です(^_^)」
なおも待っていると、また看護師さんがやってこられ、
母が手術室に入って手術が始まったことを知らせてくれました。
後は終わるのを待つだけです。
待っている間、妹と、実にいろいろなことを話しました。
私が仕事をしていた時は忙しかったので、
たまに電話で話すくらいでした。
時々こちらに帰ってくる妹とも、
時間が合わなくてほとんど会えませんでした。
退職してからは時々妹と会えるようになり、
両親が大変になってからは
毎日のように電話で話すようになりました。
ですがその大半は、「○○をどうする?」というような相談でした。
妹とたわいもない話をゆっくりするのは、
本当に久しぶりのことです(^_^)
妹とこのような時間が持てたことを、ありがたく思いました。
手術の予定終了時刻は13時でしたが、
開始時刻が1時間ほど下がったので、
たぶん14時くらいになるだろうと思いました。
院内にある喫茶店で昼食をとり、
再び待合室でしゃべっていると、
「手術が終わりましたので、2階に上がられてください」
と看護師さんが呼びに来てくださいました。
時計を見ると13時半です。
思ったより早い!
妹と2階に上がると、手術室の中に母がいるのが見えました。
目もちゃんと開いているようです。
よかった・・・。
けれど、何やらすでに周りの看護師さんと話しています(^_^;)
間もなく、ベッドに寝ている母がこちらに運ばれてきました。
「お母さん!手術終わって良かったね!」
「お母さん!よくがんばったね!」
二人で母に声をかけると、母は困ったような表情で、
「何が終わったの?何がなんやらわからないわ!」
いや、さすが母です(^_^;)
とりあえず、母が元気そうなことにほっとしました。
もう少し母と話したかったのですが、
「先生が術後の説明をされます」
と看護師さんに促されたので、隣の部屋に入りました。
お疲れの先生をお待たせするわけにはいきません。
「手術はとくに大変なこともなく終わりました。
お元気なので大丈夫だと思います。
ただ、やはり出血がかなりありましたので、輸血をしました。
このように、針金?で骨と人工関節を固定してあります」
先生はレントゲン写真を見ながら説明してくださいました。
「先生、本当にありがとうございました!!」
私と妹は、深く深く頭を下げました。
病院を出た後、妹を実家でおろしました。
母の妹たちには、妹が連絡をしてくれるとのこと。
妹、ありがとう!
帰宅すると、長女はすでに歯医者から帰ってきていたので、
母の様子などを話しました。
長女も、母が元気なことに驚いたようです。
早速ろうそくとお線香をつけ、
手術が無事に終わったことを父に報告しました。
父もきっと安心していることでしょう・・・。
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