これからのブルーオーシャンと未踏のオーシャンについて


僕は経験していませんが、日本には高度経済成長期という時期がありました。そしてバブル景気と呼ばれる時代がありました。


僕は今35歳で、そのバブル景気が終わったのが僕が8歳の時。今では失われた20年と言われる(もう27年ですが)時代を生きてきました。

色々な意見や見解はあると思いますが、経済成長を支えた1つの要因に「借金と物の消費」という構造がありました。

車や家、家電製品やブランド物など、戦後人間が「足りない」と感じていた物への消費が拡大し、お金が社会の中を動き続けていた時代でした。三種の神器などが良い例です。


その後、バブル景気が弾け「お金を使う」という消費行動が抑制され、さらに世の中に物が溢れている状況の中で「物に枯渇する精神」が薄れた結果、人々は「物への消費」を避け始めました。

僕の感覚では失われた20年以降の7年で「物から体験へ」という時代に入ったのではないかと感じています。

それを感じ取った僕も、建築家という「物をデザインする」職業と共に「体験を生み出す」デザイナーとしても活動してきました。まさにUXやUIという言葉が生まれた時代だと思います。


しかし、「体験のデザイン」では高度経済成長期のような経済成長を生み出すことができていないのが現状です。体験は個人や特定の集団に属することが多く「みんながテレビを購入する」「車が欲しい」「マイホームを建てたい」には到底及ばないのです。


そこで出てきたのが第三次テクノロジーブーム。

なぜここまでテクノロジーが人を魅了し、投資が動き、人に夢を見させてくれるのでしょうか。確かに技術的な進歩があったからこそまたテクノロジーブームが到来したという要因はあると思います。

個人的な見解ですが、一番の要因はまた高度経済成長期を支えた「物への消費」が生まれる可能性があるからではないでしょうか。

それはどういうことか。


やはりテクノロジーはブルーオーシャン


例えば、自動運転機能が付いた車。

そしてiotの家、もっと創造すればAIが最高の焼き加減を計算してくれ必要な時間を予測してくれるオーブントースター、勝手に洗濯をしてくれ適度に乾かしてくれる洗濯機(笑)、今ももうすでに存在しますがAIが最高の室温を提供してくれるエアコン...などがまとめられたiotの家。


もっともっと便利で「人間が生きていく上で欠かせなくなってしまう」プロダクトは今後テクノロジーによって生み出されていく可能性があります。そんな時代が来たときにはまた「多くのプロダクトの買い替え」が起こるはずなのです。スマートフォンが新しくなったら数年で買い替えるように...。


だから今、エンジニア兼デザイナーに注目が集まっているのかもしれません。今はまだそんな時代は来ていない(主流ではない)のでUI・UXデザイナーが多いですが。

でも結局、これからのブルーオーシャンはやはり「テクノロジー兼〇〇」なことは間違いないと考えてしまいます。


超個人的価値という未踏のオーシャン


そんなことを10年前くらいに予見した僕は、もう1つの組み合わせとなる「〇〇」である未踏のオーシャンを探して来ました。

僕が可能性を見出した「〇〇」は、ブランド価値であり、個人が持ちうる技術や世界観、そして人間性であり、いわば「超個人主義的価値」です。


以前、こんな記事を書きました。

この記事の中に、勝手ながら「僕が今注目している、今後注目すべきと思っている方々」としてボードゲームデザイナーのミヤザキユウさんと料理人の田村浩二さんのお二人をご紹介させていただきました。



本当はもっといらっしゃるのですが、僕がお二人に可能性を感じたのは、テクノロジー時代が到来し、どんなに利便性や効率性、利益追求の時代になったとしても、データ化できない「人間としての感情」というものがあると信じているからです(少し曖昧になってすみません)。

もしお二人に存在価値がなくなるような時代になってしまえば、本当にテクノロジーに仕事だけではなく、人間の存在価値まで奪われてしまうということを意味するのではないかと考えてきました。


この人が作るから「欲しい」、この人と「会いたい」、この人の話を「聞きたい」、この超個人的価値にこそ未踏の〇〇が存在すると考えています。

そして、ただ「人」に価値があるだけでもなく、そこに物やサービスが存在すれば、小さい経済活動かもしれませんが、その人しか到達できないできなからこそ「未踏のオーシャン」が存在すると考えています。

そのオーシャンを見つけることができれば「テクノロジー兼自分」を組み合わせにすれば良いと考えています。


ではどのように自分だけの「未踏のオーシャン」を見つけるのか、そしてそのオーシャンをブルーオーシャンに変えることができるのか。これは本当のテクノロジー時代がまだ訪れていないこともあり誰も実現できていませんし、これから多くの人が挑戦することになると思います。


多分、手段はたくさんあって、タイムリーであれば動画コンテンツに参入しインフルエンサー的な情報操作ツールを持つこと、自分だけしか作ることのできない技術や世界観を世に広げること、そしてエンジニアになること。

でも1つ言えるのは、未踏のオーシャンは誰もがもうすでにその片鱗を持っているということだと思います。


個人的にそのオーシャンをブルーオーシャンにするために

の中に、代表作の作り方、未来を予見した「無意識へのシナリオ」や公平な目で第三者に自分のオーシャンを評価してもらえる「コンペティションという仕組み」の中で、発見してもらうための紙面デザインについてなどまとめています。

未踏のオーシャンをブルーオーシャンに変える手段を詰めたつもりです。


その他にも「どこでオーシャンを育てるか」をまとめた

テクノロジー時代を予見した

など読んでいただけると、その方法論が見えてくると思っています。


最後に僕は「チームになること」が大切だと考えています。超個人的価値を持った個人が集まり(今から育てていく)、経済圏を創造して世界と戦う。TEAMLabの猪子さんもかなり以前から「共生」という言葉で表現されていました。


これから世界は大きく変わっていくことは周知の事実です。もうすでに今から何ができるかを考えていかなければならないのだと思います。


竹鼻良文/TAKEHANAKE代表

TAKEHANAKE design studio HP

TAKEHANAKE BRAND


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