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「旅」の先にあるコンテンツデザインと未来型店舗の創造


コンテンツ時代やブランド価値の時代と言われ始めてから少し時間が経ちました。

個人的に大切にしてきたコンテンツデザインやブランド価値の構築には独特な手法があると考えています。


「旅」を伴う店舗について


その1つが、体験を伴うコンテンツや作品をお客様に提供する際に「旅」を伴わせる試みです。

その手法を体現しているのが山梨県北杜市の「とある場所」にある体験型の実店舗KURA COCOLONO。

僕はこの店舗のオーナーをしています。


多くの店舗はお客様に足を運んでもらい、その場所のコンテンツや商品の購入、体験を楽しんでもらうのが通常の仕組みです。

しかしKURA COCOLONOではお客様を車でお迎えに上がり(場所はお客様と調整)

一緒にKURA COCOLONOへ向かいます。

(ちなみにKURA COCOLONOでは無料コースから15万円コースまで、複数のコースが設定されています)

都内に住むお客様だと二子玉川駅に集合し、交通状況にもよりますが車で2時間半かけてKURA COCOLONOへ向かいます。

車でのお迎え


車の中では色々な話をします。

まずはKURA COCOLONOや体験についてのお話。その後はお仕事の話。世間話。人生の悩み。デザインの話。建築の話。大学生の時は課題の話もしました。

それぞれのお客様と僕とメンバーである香川芳樹 (KAGAWA YOSHIKI / DESIGN)が交流を持ちながら店舗に向かいます。


この交流によって、僕たちとお客様の距離が縮まり、KURA COCOLONOに着く頃には普通の店舗では生まれにくい「近い距離感」が自然と生み出させれています。


旅を共にする「仲間」として店舗を楽しんでいただけるのです。


コンテンツは次の時代へ


僕は20代の時、建築家として空間デザインに携わってきました。その時感じていたのが「建築は次の時代へ移行する(べき)」という感覚でした。バブルが弾け、建築という分野が主体から補助に回ろうとしている現代。

それでも建築の可能性を追求したいと考え「空間+コンテンツ」を店舗にする活動に力を入れてきました。

しかし、これだけコンテンツが溢れる時代に突入し、コンテンツ飽和状態に入るとその状況は一変したように感じます。

だからこそコンテンツを楽しんでもらう前段階に「旅」という要素を組み込み、お客様と「旅仲間」になることで、コンテンツをより深く知っていただき、尚且つKURA COCOLONOをお客様の「居場所」にしていただけるのではと考えています。

「空間+コンテンツ+旅+人」

コンテンツは建築と共に次の時代へ移行し始めているのだと予見しています。

さらに自分たちだけの独自コンテンツだけではなく、地方をシェアする試みにも着手しています。


KURA COCOLONOの旅のご紹介


そして体験型コンテンツへ


お客様一人一人を深く大切にする。

それが一番大切なコンテンツなのだと思います。


竹鼻良文/TAKEHANAKE代表

TAKEHANAKE design studio HP

TAKEHANAKE BRAND


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