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独立の時に考えた「環境作り」について-お金に対する固定概念を再構築する-


この思考は若い独立を目指すデザイナーや建築などのクリエイターやお金を生み出すことに苦しんでいる人に向けて書きます。

僕は25歳でまちづくりやコンテンツデザインを生み出すための団体を立ち上げ活動を始めました。

設計事務所をやめてすぐだったので当たり前にお金もなく、当時は25万円を元手に活動を始めました。

でもそんなお金はすぐに底を尽きてしまいました。

そこで考えたのは

「これまでのお金に対する常識ではだめだ!」

ということでした。

お金2.0という有名な本があります。買ってはいるのですがまだ読んでいないので、もし被るところがあったらすみません。


お金の儲け方にヒエラルキーを持たない思考


僕は独立当初、お金は自分が生み出すサービスや商品を第三者(見知らぬ人)と等価交換する物と考えていました。

だから自分のサービスや商品に価値がなければ、経費だけが増えていきます。

サービスや商品に評価が付くまで苦しいのが経営です。

独立して初めて営業をしたのが、陶芸の産地である滋賀県信楽焼の窯元でした。

色々とお話を伺っていると、ほとんどの窯元の社長や職人が「親の家業を継いだ」ということでした。

この話を聞いた時、ある図が僕の頭をよぎりました。

それは「お金が生まれる関係性」の図です。

もっと細かく分けることもできますが、僕の分野ではこれくらいかなと思います。

多くの人は「お客様」という枠でお金を生み出そうと考えていると思います。確かに面積は一番大きく、本当はもっと大きな面積で表現しなければならないくらいです。

しかし、一番自分から遠い存在です。

僕が陶芸の産地で出会った方々はお客様の他に、親からの支援(家業)も重要な位置付けになっていました。

電気窯や陶芸道具の初期投資金が必要ないことや元々その窯元に付いていたお客様も親からの恩恵になります。そして親戚も同じ陶芸の窯元が多く、銀行などの保証人になっていることもあります。

図にすると

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