見出し画像

気づけば12月、半年間のタイ生活で思うこと

乾季が訪れ、だいぶ涼しくなってきたタイ。

11月から事実上のロックダウンも解除となり、開国したバンコクは旅行客も増えてきました。

ホリデーシーズンとも相まって、活気があふれる街中。

行き交う人たちが笑顔で楽しそうにしている姿を見て、私までワクワクしてしまいます。

観光大国であるタイが、早く日常を取り戻せるといいな、と切に願うばかりです。(オミクロン株の気配が迫りつつあるのは気になりますが……)

画像3

▲2021ロイクラトン祭り@ベンチャシリ公園

瞬きをしている間に過ぎた6か月間

6月5日にこちらに来て、気づけばもうこんなに月日が経っていたのかと実感します。

14日間の隔離生活を送り地上に出たあとは、文化も気候も、使う言葉も異なる環境に必死で溶け込む生活を送りました。

言語は英語とタイ語の勉強を両立しながら少しずつ慣れてきたところで、最初は怖かった買い物や外食も、一人でもできるようになってきています。

(最初はスーパーで買い物することすら怖かったです……。何を言われているのか、ちんぷんかんぷんで)

外の世界に出ればそういった緊張が走りつつ、平日は仕事という形での変わらぬ緊張感を味わっていました。

二時間という微々たる時差に翻弄されながらも、日本と変わらぬ生活を送り、休む間もなく働く毎日。

朝起きてから夜寝るまで、常に緊張と隣り合わせの生活を送っていたように感じます。

贅沢な悩み

私は、自分でこの生活を選びました。

反対に半年前、自分の意志でタイに来ないということも選択出来ました。

この選択肢は誰にでも訪れることではないでしょう。

だから、今こうしてこの生活ができていることはありがたいことで、感謝しなくてはいけないと思っていたし、現に今も心から感謝しています。

それでもやってきたバーンアウト。

駐在中の先輩からも聞いていたし、自分の性格上いずれ来るだろうと思っていたから、「あ、来たんだな」と冷静に受け止められてはいます。

でも、この数か月間は本当につらく苦しく、今でもこのもやもやの正体がなんなのか、解は出せていません。

少し前まではそのことに焦り、早く、早くこの沼から這い出なくては、周囲からもっと必要とされなければ、と思っていました。

画像1

何度もバレットジャーナルに気持ちや夢、目標を書き出してみるも、どうにもこうにもすっきりとした解を導き出せず、さらに焦りが募る……。

社会人になってからは10年過ごしてきた営業部を離れたことが反対に、その焦りに拍車をかけたようにも思います。

ただ結局、焦ってもがいてもそこは沼だから、何をしてもダメでした。

そこでようやく、あきらめがついたというか、「そんな自分も認めよう」と思うに至りました。

「私はこんなんじゃない」

いつもそんな風に自分自身に期待しすぎて、いざそうなれなかったときに自分に対して落胆してしまう。

自分で自分を潰すことほど、無意味で可哀想なことはありません。

人には「自分を信じることの大切さ」を偉そうに語るのに、いざ自分のこととなるとすぐにそう出来ないのが不思議でたまらないです。

悩んだって、時間は過ぎていくから

昔の上司に、

「本当に悩むのが好きだよね~」

と言われたことを今でも思い出します。

本当に必要以上に悩む癖は、6年ほど経った今でも変わりません……。

ただ、悩んでいてもそうでなくても、毎日は刻一刻と過ぎ去ってしまう。

悩まないことはきっと私には無理なのでしょうけど(笑)、当たり前のように来るこの毎日は奇跡の塊なのだから、一滴もこぼさずに大切にしていきたい。

今、目の前に映るあたたかい気候と人々。

悩みとは一見程遠いところにいそうなこのタイの人々でさえ、きっと、たくさんのものを背負って生きている。

それでも毎日を一生懸命、楽しく生きるという選択をしている。

だったら、同じように今ここに暮らす私も毎日を大切に生きなくちゃ、そう思わされます。

画像2

@ウボンラチャタニー


追伸

年末に差し掛かり、いろいろな思いを抱えている方も多いと思います。

様々な葛藤や悩み、来年に向けての高揚感、期待感……。

アップダウンも多いかと思いますが、くれぐれもご自愛いただき、楽しいホリデーシーズンをお過ごしください。

これを読む方々の心にも、少しでも明るい灯がともりますように。

\ご覧いただき、ありがとうございます!/ 拙い言葉を紡いでいきますが、これからも読んでいただけたら嬉しいです!