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「介護を受ける人もそれを支える人も、みんなが笑顔になってほしい」

それが私の願いです。

現役の介護士であり、介護セラピストでもあるTAKEMIです。

今日も私のブログへご訪問くださり、ありがとうございます。

この記事を通して、一人でも多くの人が楽な気持ちで介護に関われますように。

今日は認知症の方との関わりの中でのことについて。

何度も同じことを繰り返し聞かれる。

これは認知症の方の介護に関わったことがあれば多くの方がご経験があることだと思います。

認知症の方は短期記憶を維持することが困難であるため、直前に聞いたことや経験したことが記憶として残りません。だから何度も同じことを聞いてしまう。

聞かれる側は覚えているので、「さっきも聞いたよ、さっきも言ったでしょ」となってしまいます。私もよくないと分かっていながら、時々口に出てしまい後でよくなかったなと思い直すことが多いです。

何度も何度も同じことを繰り返し聞かれたときに、思ってほしいことがあります。

それは、認知症の方にとっては尋ねたその瞬間が初めてであるということ。

先に述べたように、認知症の方は短期記憶の維持が難しいために直前に尋ねていたとしてもそれが記憶に残りません。毎回その時が初めてなので、さっきも聞かれたよと言われても「?」となるのです。

聞かれる方は何度も聞いているので段々と語気も強くなってくると思いますが、強く言われると何だか怒られているような気もしてしまう。

でも何度も聞かれるとやっぱり人間なので段々とイライラしてしまうこともありますよね。私自身も現場ではよく経験もするので、その気持ちはよく分かります。自然なことなので、まずはそういう気持ちになっても自分を責めないことは大切なことです。

その上で周りに誰かがいれば、対応を代わってもらう等の対処をするとよいかと思います。

そしてその時には思うことが難しいかもしれませんが、「認知症の方にとっては聞いたその瞬間が初めてである」。このことも意識として持っておかれるとよいと思います。

【今日のポイント】
・認知症の方にとっては、聞いたその瞬間が初めてであるということ

◆在宅での介護のことや介護の仕事でのお悩みはございませんか?誰かに話をするだけでも心は軽くなり、気持ちの整理もできると思います。よかったらお話をしてみませんか?


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