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2020/10/26(月)

人と話すことがなければ活力は湧かない

黙々と集中できることが、幾ら目前にあったって、それを単独で長期間に亘り継続することなど、通常できない。強い信念も孤独の森でさ迷う内に、次第に淡くなって消失していくだろう。音楽を始めとした芸術を通して、人類社会の多様性を、先人の築いた礎の上で、僅かでも高めようという使命をまっとうせむと、懸命に働いていて/働こうとしても、その意志を今日も明日も同じレヴェルに保つことは容易でない。

不図したときに,「ああ、話のできる誰かがいればなあ」などと思う。今時(こんじ)は個の力を養うときなのだろうと心得ているが、やはり違う道であっても、同じ歩幅で伴ってくれる人がいるかいないかで、日々の歩みの強さはかなり違うはずだ。

人が本当に深くに蓄えた力を発揮できるときというのは、往々にして、共感とか協働、共生が大いに意味を具える場面である。「結局人は一人……生きるときも死ぬときも」という向きはあるけれども、考えるに、一人で自身の道を行進するためには、友の存在はやはり必要なのだ。利他性は利己性に端を発する。自分のためだけに生きることは、実に虚しいことではないだろうか。今日はこれから、一旦実家へ帰ります— 束の間であるが5日間ほど滞在したのち改めて始動する予定です。

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