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2022年サウナの5つの「当たり前」をアップデートしよう

ここ1~2年でサウナを取り巻く環境が急激に変わりました。ドラマ「サ道」の放送をトリガーに、様々な雑誌やテレビがサウナ特集を立ち上げ、インフルエンサー達がこぞってサウナの情報を発信するようになりました。

その結果、人気施設に入場制限がかかるのは当たり前の時代に。感染症対策で3密を避ける施策でもありますが。サウナ室や水風呂に行列ができたり、休憩椅子は全て埋まっている状況に遭遇することは決して珍しくありません。

ここ2年ほどの流れから私が感じているのは、2022年の今のサウナを取り巻く状況は一過性のブームではなく、若いサウナーたちの「習慣」として定着したように思えます。水風呂に入るに汗を流したり、浴室内での沐浴といった基本的なマナーを注意することが以前より激減し(それでも一定数ありますが…)、混んでいもマナーはそこまで悪くないというのが普通になっているように見えます。マナーなので、守られているのが当たり前なのですが、それでも1~2年前よりは落ちついたように私には見えます。それこそがサウナ歴が若い彼れにとってサウナを利用することが「習慣」となっている一つの兆候であるように思えます。

混雑サウナの増加で、「サウナはオワコン」と評する古参サウナーも増えています。知る人ぞ知る趣味であったサウナが、急激に市民権を得たことで居場所がなくなった人たちもいるのも事実です。しかし、古参サウナーはそろそろサウナに対する常識をアップデートしなくてはいけないタイミングにきているのではないでしょうか。新規層にとって、サウナが習慣として定着してしまっているとするならば、以前のように混まないサウナが戻ってくる未来は考えにくいからです。

現状が大きく改善されることは期待できないので、快適なサウナライフを送るためには、自分たちの意識を変えるしかありません。ここでサウナに関する「5つの当たり前」をアップデートしてみたいと思います。

#1 サウナは空いているものだ。
→ それなりに混雑しているのが当たり前。空いてるサウナを楽しむには、お泊まりサウナや貸切サウナ、予約制サウナを使い分けて利用すること必要。水風呂や休憩所に長居しすぎないといった新マナーも現れています。

#2 サウナはコミュニケーションツールだ。
→黙浴・別行動が当たり前。感染症対策に後押しされるように、おひとりサウナがスタンダードに。誰かと一緒に行ってもいいけど、行動は別々にとること。誰かと話したいときは貸切サウナをうまく使うことが必要。

#3 サウナはおじさんの聖域だ。
→ 若者や女性にも広く受け入れられているのが当たり前。男性施設のレディースデイにも目くじらを立てないこと。

#4 サウナはおしゃれとは無縁だ。
→ ファッションアイコンの1つとなっているのが当たり前。おしゃれなサウナハットをかぶっている人を見かけたり、パーティ感の強めのアウトドアサウナの写真が出回ってきても驚かないこと。

#5 サウナ屋は儲からない。
→ 新しい市場として注目されている。ANOBAKAなどのベンチャーキャピタルからの投資が入ったり、アドウェイズが「オールドルーキーサウナ」としてサウナ事業参入しています。これから新しい形態のサウナがこれからどんどん増え、サウナに関連するマーケティング活動がより活発になります。

快適なサウナ体験を得るために必要なお金が高騰しているというのも見逃せないなポイントです。もちろん町の銭湯などでは安く入れるところがありますが、それでもサウナ料金を値上げする動きがみられます。空いてるサウナに入るためにはホテルのデイユース利用やカプセルの宿泊、事前予約が必要になるので、総じてサウナを快適に利用するための単価があがっているように思えます。

自分のサウナスタイルをアップデートするために参考にしてみてください。

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