見出し画像

女性は未来を見ながら進み、男性は過去を見ながら進む。不機嫌なおじさんを笑わせたい。

僕の会社はシェアオフィスに入居している。そのシェアオフィス事業を展開している会社では、都内にいくつかシェアオフィス拠点を有しており、そこに入居している会員同士がゆるく繋がれるようなイベントを定期的に開催している。

先日はその流れで、有志で都内の某公園で7名ほどが集まってモルックをした。モルックがどんな遊びかを知らない人はぜひこちらのHPで参照して欲しい。

参加者メンバーは、まさに十人十色で業種や職種も違えば、年齢も異なり、20代から50代まで幅広い。全く見ず知らずの人と遊んで盛り上がれるのかと思うかもしれないが、結論、めちゃくちゃ盛り上がる。

そのシンプルさと奥深さに取り憑かれること必至で、今では夜に大きな都内の公園に集まってモルックを楽しむ社会人を見かけるようになった。実際に僕が遊んだ日も、後で別の社会人グループが来て、モルックを楽しんでいた。近いうちにもっと爆発的に競技人口が増えるのではないか、そんな期待を持っている。

ひとしきり盛り上がり、なんやかんやで1時間30分ほどプレイしていたと思う。解散となって、それぞれが帰り道で別れる時に、某製薬企業で会社員をしている50代のおじさんメンバーと一緒になった。参加メンバーでは、一番年長者だったが、気の良い関西のおっちゃんという感じで、一番その場を盛り上げてくれていた。

その方はいろんな話をしてくれて、とにかく興味の幅が広く、仏道や心理学といった方面にも造詣が深く、話も興味深かった。専門的にそれらを学んでいるというような話もしていた。心理学にも詳しいということで、僕はかねてから自説で持っていた「おじさん笑わない理論」をぶつけた。なぜおじさんたちは笑わなく、ムスッとしているのかという質問だ。

このおじさんの回答の前にもchatGPTにも聞いてみたら、以下のような回答が返ってきた。

ストレスや負担の増加: 仕事や家庭の責任が増えると、ストレスや負担が増加し、笑顔を忘れがちになることがあります。日常の喧騒やプレッシャーによって、笑顔を見せる余裕がなくなることがあります。
社会的期待や役割の変化: 年齢を重ねるにつれて、社会的な期待や役割が変化することがあります。家族や仕事などの責任が増え、真面目な面や落ち着いた姿勢が求められるようになると、笑顔を見せる機会が減ることがあります。

この回答は確かにその通りだが、内容自体は女性にも当てはまるような内容で満足のいく回答ではなかった。

おじさん曰く、「女性は未来を見ているが、男、おじさんは過去に囚われて前を見ていない」という回答だった。つまり、男性は過去のイケてた自分、成功体験があり、その残像に囚われ現在とのギャップに折り合いがつかない。そこから来る悩みやストレスが起因しているとのこと。その説は直感的だが合っていると思った。

会社の若手メンバーが、職場で上司や先輩に萎縮してしまう要因は、笑わないおじさんがあまりも多いことがあると個人的には思っている。良い職場にするには、まず世代を問わず自由闊達に意見を言えるオープンな雰囲気や文化が必要だ。そのためには、まずおじさんが笑えるようになるだけでかなり変わるのではないか。おじさんにお願いしたいのは、過去に囚われず、「今を楽しんでください」ということだ。

聖書には「若い時を楽しめ」と書いてある。僕なりに一言付け足すとしたら、「おじさんになったら、もっと楽しめ」だ。

その一歩として、モルックは最高のスポーツだ!

この記事が参加している募集

今月の振り返り

あなたのサポートが、僕の書く励みになります!良かったらお願いします。