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日本人にはかなわない

スポーツ界も席巻する大和民族

 昨日ニュースで、大谷翔平選手が1000億円あまりの契約金(10年契約)でロサンゼルス・ドジャーズに移籍することが決まったことを報じ、本人が記者会見に出ている映像が湯水のごとく流れていた。
 庶民的レベルで物悲しいが、単純に時給換算すれば100万円くらいになるらしい。
 しかも後払いという太っ腹な契約だ。
 なんともすごい日本人がでてきたものだ。

 今年3月のWBCでアメリカとの決勝戦に臨む際、彼が他の日本人選手を前にして
   今日1日はアメリカ大リーグの選手
   への憧れは捨てて、(彼らを)敵と
   思って戦いましょう!
と檄を飛ばすシーンがあったが、今や大リーグの選手どころか、あなたが世界の憧れの的ですよ・・・
 彼の素晴らしいところは、野球の才能と実力もさることながら、日本人らしい礼節に満ちた立ち振る舞いだ。
 大リーグの選手のように決してガムを噛みながらプレーしたり、ゴミを出したりせず、バットやグローブなども大切に扱う、ファンにも優しい爽やかな好青年だ。
 むろん外国人選手に多い入れ墨なども一切ない。

とにかくごみを見つけたら必ず拾う!
子供にも優しい!

 大リーグに行っても決して日本人らしさを失っていない稀有な選手だ。
 来年の活躍が楽しみだ。

 来年といえば、オリンピックの年だ。
 今度はフランスの首都パリでの開催らしい。
 今やオリンピックは
   平和の祭典
   人種差別のないスポーツの世界
などともてはやされ、世界中ほとんど全ての国が参加する大イベントとなったが、もともとは紀元前776年に古代ギリシアのエリス地方にあるオリンピアという街で始まったゼウス神に捧げる競技祭として始まったものであるらしい。
 アクグロサクソン、つまり白人だけの大会だったのだ。

 そしてその後フランスの教育学者であるクーベルタン男爵が
   スポーツによる
   青少年教育の振興と
   世界平和実現のために
   古代オリンピックを
   復興しよう
と呼びかけたことで開催されるようになったのが現代まで続いている近代オリンピックであり、その第1回は1896年(明治26年)にギリシアのアテネで開催された。

 しかしそうは言っても、その頃はまだ欧米による植民地支配全盛の時代であり、参加する国のほとんどは白人国であった。
     穿った見方をすれば、彼らが全世界に向けて、身体的にも白人が有色人種より優れていることを喧伝したい場でもあったようである。

 ところがそこに立ちふさがったのが、我が神国日本である。
 初の参加は、国別の参加となった1908年のロンドン大会の次の大会である1912年のスウェーデンのストックホルム大会からだ。
 その大会ではメダルなしに終わったが、第一次世界大戦が終わった後の1920年に開催されたベルギーのアントワープ大会で、熊谷一弥選手がテニスで初の銀メダルを獲得すると、その後も日本人選手は陸上競技や水泳で大活躍するようになり、白人の身体的優位性という神話は日本の参加により徐々に崩れていったともいえる。

 先の大戦前のベルリンオリンピック(1936年)では、前畑秀子選手が女子200メートル平泳ぎで日本人女性初の金メダリストとなった。
 まだ学校にプールなどなかった時代である。

前畑秀子選手


 そして戦後も、オリンピックの機会には恵まれなかったものの古橋廣之進が世界記録を次々と塗り替える競泳記録を打ち立て「フジヤマのトビウオ」と称されるほどの活躍をした。
 このことは、戦後塗炭の苦しみを味わっていた同胞をどれだけ勇気づけたことか。

別名「フジヤマのトビウオ」古橋廣之進
富士山が世界遺産になるはるか以前に富士山を世界プランドにしていた。

 その後奇跡的復興を遂げた日本で開催された東京オリンピックでは、日本は体操やバレー競技で何度も表彰台をにぎわせる活躍をみせたほか、この大会からは柔道も参加種目となった。

金メダリストとなった女子バレー


男子体操個人総合優勝の遠藤幸雄選手


 競技も大会を重ねるたびに国際色豊かなものとなり、本当のオリンピック精神に近づいていったように思う。
(ただ最近のあまりにもビジネスライク、商業主義と化した大会には辟易とする時もあるが・・・)

 また黒人選手が陸上競技で幅を利かせるようになると、もはやオリンピックは白人優位を喧伝する場所にさえならず、本当の意味でオリンピックの意義が見いだせてきたが、その先駆けとなったのが日本だといえる。
 日本人は白人のプライドをずたずたにしてきたのだ。
 ある意味、白人から見れば日本人は白人に対する配慮が足りなかったのか?

 そこで彼らが考えたのが冬季オリンピックではないだろうか。
 スキーやスケートなどを使った競技であれば、有色人種でやっている国は少なく、白人の身体的優位性を示す場になるのではないだろうか。
 そう考えたかどうか今となっては定かではないが、オリンピックから遅れること20年あまり経った1924年(大正13年)に始まったのが冬季オリンピックである。
 最初のうちは彼らのもくろみ通り、白人が表彰台を独占できる時代が続いたが、しばらくするとまたここで頭角を現してきたのが日本であった。

 1972年にアジアで初の冬季大会が札幌で開催されると、笠谷幸生選手ら3人の日本人選手がスキージャンプ70メートル級でメダルを独占して「日の丸飛行隊」と呼ばれる活躍をするや、その後もスケートやトライアスロン競技などで日本人選手が表彰台に立つようになり、もはや冬の大会も白人優位を示せる場所ではなくなってしまった。

笠谷幸生選手
日の丸飛行隊が表彰台を独占!


 しかし彼らのプライドは高かった。
 ことここに及んで彼らがしかけたのは、日本人が勝てないように規制をかけることだった。

 1988年のソウル大会で、鈴木大地選手が100メートル背泳ぎで日本競泳陣16年ぶりとなる金メダルを獲得するや、その泳法である「バサロキック」(30メートルにも及ぶ潜水泳法)ができる距離を次の大会から制限した。
 また札幌オリンピック後も「日の丸飛行隊」の活躍が続いたことに対しても、身長の低い日本人にとって不利となるスキー板を短くする規制をかけたため、その後日本のジャンプ界は低迷を極めることとなる。

 スポーツの世界でも、産業革命以降力をつけてきた自分たちの力を示したかったが、そのもくろみは日本人をはじめとする有色人種の活躍で崩れ去って、最後は規制という姑息な手段に頼らざるをえなかった。
 日本はスポーツ界でも常に欧米と戦ってきたのだ。

 なお白人は資本主義で世界の覇権を掴んだかもしれないが、こと霊長類的考察をすれば、果たして優れた人種と言えるだろうか。
 日本人は、彼らの白い肌や掘りの深い顔立ち、金髪をはじめとした日本人にはない頭髪に憧れ、今でも整形したり髪を染めたりするが、彼らの白い肌は紫外線には一番弱く、夏場はやけどしたように赤くなる。
 そのため欧米人は年を重ねるごとに肌にシミやそばかすが多く現れ、肌のきめ細やかさでは日本人にはかなわない。
 肉食メインであるため体臭もきつく、本来香水はその匂いを消すために作られたものだ。
 また日本人や黒人などの有色人種と比べて毛深く、男性などは腕や胸毛の多さに驚くが、あれも紫外線から肌を守るためと思えば納得がいく。
 彼らがサングラスを多用するのも、あの青い目は遺伝的に劣性らしく紫外線によるダメージを受けやすいためらしい。

 誤解を恐れずに言えば、純粋に人間を霊長類の一種として見た場合、体臭が強くて体毛が濃く、紫外線にも弱い人種が類人猿から最も進化したホモサピエンスと言えるだろうか。
 なんのことはない、実は有色人種のほうが地球という自然環境のなかで生きていくために最も進化した強い体なのだ。
 地球温暖化(最近は「沸騰化」とまで言われるようになったが)を一番恐れているのは、実は白人なのではないだろうか。

 なお念のため申し添えておくが、このような見方は差別ではなく、人類を霊長類として客観的に見た時の有色人種と白色人種の違いを述べた「区別」にすぎない。

 オリンピックでもうひとつ疑問に思っていることがある。
 それは
   水泳競技に黒人選手がいないこと
だ。
 白人学者の一説によれば
   黒人は筋肉質のため
   脂肪分が少なく水に
   浮きにくい
というものがあるらしい。
 バカも休み休みに言って欲しい。
 彼ら、特にアフリカ諸国の人たちが一様に痩せて筋肉質なのは、未だに欧米(最近では中国も入っているが)から搾取されるだけの発展途上国で、ほとんどが経済的に貧しく過酷な環境で肉体を酷似する労働につかざるをえないからだ。
 飽食の国から見た偏見でしかない。
 その証拠にアメリカに住む黒人などは、白人同様まるまると太った黒人も多くいるではないか。

 おそらく水泳界に黒人がいないのは、白人からすれば
   同じ水につかりたくない
という差別意識が潜在的にあるからでははないだろうか。
 何せ過去に奴隷制度で彼ら黒人を牛や馬のように売買していた過去をもつ国々である。
 表向きは人種の壁など何もないという形を装っていながら、本心ではそのような差別意識があるような気がしてならない。
 もしくは、水泳こそが彼ら白人の身体的優位性を証明できる最後の牙城と考えているかもしれない。
    陸上競技のように全部おいしいところを黒人に持っていかれ、そのうえ水泳まで持っていかれたらスポーツ界に自分たちの居場所がなくなると危機感をおぼえ、黒人が水泳界に進出することを頑なに拒んでいるのではないだろうか。
 いや陸上競技で見せた黒人の身体能力の高さにはかなわないと思っているからこそ、彼らには水泳界の門を閉ざしているのかもしれない。

 ただ、これはあくまでも私見でしかない。
 将来黒人も同じプールで堂々と世界と渡り合う日が来て、こればかりは私の見立てが間違っていたことが来る日を望むばかりだ。

 最近はサッカーも強くなってきており、今年のワールドカップでは、ドイツやスペインといったヨーロッパの強豪国を撃破したが、ひと昔前までは想像だにできないことだった。


対スペイン戦2-1で勝利
対ドイツ戦も2-1で勝利
予選通過さえ危ぶまれた「死の組」を
なんと1位通過した!

 オリンピックではないが、ボクシング界でも
   井上 尚弥
という「モンスター」が猛威を振るっている。
 彼を侮った外国人選手が、何度もわずか数ラウンドでマットに沈む試合を胸のすく思いで見た日本人も多いことだろう。

4階級制覇、おまけにその試合のほぼ全てがKO勝ち!


 とにかくスポーツ界で日本人の世界的な活躍が際立ってきている。

   本当に日本人はいつの時代も
   俺たちのプライドをズダズタ
   にしやがって!

なんて、彼ら白人は内心では思っているかもしれない。

 しかしもし彼らからそのようなことを言われたら、言い返してやればよいではないか。

   我々はスポーツのルールにのっとり
   正々堂々と戦っているだけですよ
   そういえば昔我々有色人種からルール
           もなくただ力と金に任せて搾り取った
     のは誰ですかねえ?
と・・・

    さて、どんな返答をするものだろう。

 大谷翔平が大和民族として最も進化した身体能力を有する霊長類に見えてしまうのは私だけだろうか。
 何せあのベーブ・ルースの記録を塗りかえた男である。
 彼を越える大リーガーもこの先しばらくは出てこないだろう。

   日本人にはかなわない・・・

 アングロサクソンのため息が聞こえてきそうだ。
   
   

 
 

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