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旭日旗について

輝かしい「ハレ」の文化 

    最近お隣韓国の学者が、旭日旗を問題視しようとして、一部メディアで騒いでいる。
    その方曰く
            旭日旗は、ドイツのハーケンクロイツ
            と同一視すべき危険な軍国主義の象徴
            で云々・・・
という論調のものであるが、旭日旗は、その制定された経緯や歴史的文化的意味合いも含めて、ドイツのハーケンクロイツとは全く異なるものである。

    そもそも旭日旗は、太陽や太陽光をデザインしたもので、江戸時代末期の九州地方の武家の家紋に酷似したものがあるなど、比較的古くから親しまれてきており、軍旗としてだけでなく、大漁旗や祝い事、祈願事のほか、現在ではスポーツの応援旗として、民間でも広く使われている。
(なかには、サッカーの応援でも使われているのを問題視している人もいるようであるが)
 
 しかも、そのデザインは、太陽からさんさんと降り注ぐ光が地球全体に降り注ぐイメージでもあり、世界中の誰でも府に落ちる見事なものではないだろうか。
    なおこのデザインは、何も日本独自のものではなく、世界には類似のデザインの旗が少なからずあるようである。

他国の旭日旗


    また、旭日旗に使われている「紅白」の色調は
    ハレの文化
を象徴するものでもある。
 このハレの概念は、明治時代の柳田國男という民族学者によって見出された、日本人の伝統的な世界観のひとつで、「非日常」を表すものであり、折り目・節目を指す概念らしい。
 このため、「晴れの舞台」や「晴れ着」など、人生において大事な場面や慶事の儀礼に使われ、古来から縁起のいいものとされてきた概念であるが、現在では、その単語だけでは単に天気が良いことを指す「晴れ」としか使われなくなっている。
 このハレの概念を色調で表すものが「紅白」であり、結婚式をはじめとした慶事などで紅白の色調のものが多用されるのもこのためだ。
 公共放送のNHKが「紅白歌合戦」と称して年末を締めくくるほど、紅白という色合いは、日本人にとって馴染み深いものなのだ。 
 つまり紅白は、日本人にとっては縁起のいいものとされており、旭日旗もその紅白のみというシンプルな色調で構成されている。 

    ドイツのハーケンクロイツのように、民主主義と相反する価値観である全体主義を表すものとして使われたものとは、歴史的重みが全く異なるのである。   
     
    ではなぜ、韓国が執拗にこの旭日旗に固執するのか。 
    色々な意見があるようであるが、文化的、民族的価値観から考えれば、おそらく日本にはない中華思想と韓国独自の「恨」の文化が根強く影響していると思う。
 
    中華思想は、中国が世界の中心であり、それと異なる周辺の民族に優越するという考え方である。 
    またこれは、中心である中国より離れれば離れるほど民度が劣るという考えも含んでおり、その理屈からすれば、韓国のほうが日本より中国に近いので上になるはずであるが、なぜかそうではない現状が彼らからすれば許せないのかもしれない。 

    これに「恨」の文化が拍車をかけているのである。 
    つまり、中華思想では自分たちのほうが上であるにもかかわらず、日本のほうが大国であることを恨んでいる、簡単に言えば「ねたんでいる」のである。 
    それだけのことなのだ。 

    従軍慰安婦問題も、徴用工問題も根っこは同じである。
 問題を解決しても、必ず過去を持ち出してくるのは、この大中華思想と「恨」の文化があるからだ。
 これは、日本人にとっては「ハレ」の概念があるように、韓国人にとっては「恨」の概念が、DNAに記憶された価値観なのだ。

 日本が、不可逆的解決を図り、未来志向の関係を築こうとしても、彼らには中華思想と「恨」の文化が根本にあるということを理解しないかぎり、その解決は困難であろう。
 未来永劫日本を許さないというのが彼らにはあるということを、我々日本人は念頭に置いておかなければ、同じことの繰り返しになるだろうと危惧せずにはおかれない。 

    旭日旗については、過去にもこんなつまらないことで大騒ぎしたこともあるので紹介する。 
    2018年10月11日に、韓国の済州島で開催された国際観艦式の時、韓国政府は、日本の海上自衛隊の艦艇に対して旭日旗、つまり軍艦旗の掲揚をしないよう要請した。
 韓国内の世論で、「旭日旗は戦犯旗だ」という論調の世論が噴出しているためという理由であるが、国際法上軍艦が軍艦旗を掲揚しないことは相手国に対する「降伏」または「武装解除」を意味するらしい。
 旭日旗は、法律で定められた、れっきとした日本国海上自衛隊の軍艦旗なのだ。
 日本政府は、苦渋の決断として、観艦式への自衛隊艦艇参加を見送った。 

    韓国民としては、軍艦旗を掲げない自衛隊艦艇を見て、その溜飲を下げたかったのだろうが、肝心の日本が参加しないとならばその意図も腰砕けだっただろう。
 だがことはそれだけでは収まらなかった。 
  
    実は韓国は、日本だけを虐めているという印象を隠すためか、他国に対しても同様に軍艦旗の掲揚を認めないとしていたのである。 
    すると、日本同様観艦式出席を見送る国が出たほか、イギリスやオーストラリア等の欧米はじめタイ、インド、シンガポールなどアジア各国までもが、韓国政府の要請を無視して堂々とメインポストに、それぞれの軍艦旗を掲揚して参加したらしい。 
    ちなみに、メインポストに軍艦旗を掲揚することは「戦闘中」を意味するらしい。
 理不尽な要請に対しては、戦いも辞さないという姿勢の現れのようで、何とも勇ましいかぎりだ。 
    日本政府にも参加見送りではなく、「戦闘中」を掲揚するほどの気概が欲しかった・・    

 この問題について、大手メディアの朝日新聞が、当時韓国を後押ししているような論調で記事を書いていたらしいが、なぜかこの新聞社の社旗は旭日旗によく似ている。

 旭日旗は、韓国で「戦犯旗」などと揶揄されるような、また国内においては似非右翼団体の街宣活動に使用されるような、安直に印象で使用されるようなものではなく、歴史と伝統のある誇り高き日本を代表する高貴な国旗のひとつなのだ。 

社旗はなかなか立派だが・・・


    

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