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群衆

群衆

群衆は責任を取らない

群衆は傷つけることを好む

群衆に入ると落ち着く

しかし

何かを残す人は常に群衆に背を向ける

2020年後半の3つの展示

2020年後半の3つの展示

2020年も残り少なくなってきた。今年はコロナ禍で世界が一変したが、私にとってもコロナの影響は大きくて前半は展覧会の中止に次ぐ中止だったりした。しかし、だからこそか、人生にとって重要な展示がこの11月に集中した。それぞれが異なる意味で大切だった。

東京好奇心2020渋谷

東京のBunkamuraでのグループ展。その代表イメージとして作品を展示させて頂いた。母体となった「東京画」との縁は約10年

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ジェイアール京都伊勢丹

ジェイアール京都伊勢丹

この度ジェイアール京都伊勢丹の20周年リニューアルグランドオープンで使用されるビジュアルを作成させて頂きました。

私は高校まで京都で過ごしていて、時々伊勢丹や美術館に来ていました。京都を離れて10数年後にこうして作品でこの場所に関わることができて嬉しいです。

京都新聞にも大きく載ったみたい。

基本作品作りは独りで始めて独りで終わるものですが、今回の案件は色合いなどでデザイナーさんの手が加わっ

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パリ個展

パリ個展

パリでの個展「Les Fantaisies」が始まった。

コロナウイルスの関係で初日のvernissage(オープニングパーティー)は中止。でもあまり悲壮感はない。今回作品作りにだいぶん力を入れたが、だからこそお酒ではなく作品を観たい人に観せることができたらと思うし、それができる展示をできたのだから、全くもって幸せ。

初日から結構人が来てくれる。
色々話す、語る。作品をまた作りたくなる。
しか

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「名古屋というところ」

「名古屋というところ」

名古屋というところ、という言葉を初めて聞いたように思う。

その言葉を聞いたのは、パリの北東のアパルトマンの最上階だった。1960年代、北海道の室蘭からフランスに渡ってからずっとパリで暮らしている「パリジェンヌ」の女性から出た言葉だった。

私が年に1度くらいの頻度で日本に帰ることがあるというと、少し驚かれているようにして、それに答えるように「私も名古屋というところに行ったことがあるのだけれど」と

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