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(書評) ビジネスブックマラソン Vol.5923 『さとりをひらいた犬』

「さといぬ」、ビジネスブックマラソン さまから書評を頂きました。

転載させていただきますね。

■□ ビジネスブックマラソン Vol.5923 『さとりをひらいた犬』 □■

■□ 〔1〕本日の一冊

『さとりをひらいた犬』刀根健・著 SBクリエイティブ ━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは、土井英司です。 

本日ご紹介する一冊は、がん闘病生活か ら奇跡の復活を果たし、現在は産業カウ ンセラー、TAマスターコンサルタント として活躍する著者がつづった、「ほんとうの自分に出会う物語」。 

主人に仕える勇敢な猟犬・ジョンは、ある時、主人が撃った獲物にとどめを刺そ うとして、手負いの狼・ダルシャに出会います。 

自らを「猟犬」と定義し、人間に仕えることに何の疑問も持っていなかったジョンは、ここでダルシャに強烈なひと言を浴びせられます。 

「俺たちは誰かに『飼われる』ために生まれてきたんじゃない。俺たちの本質は 自由』だ」 

戸惑うジョンに、ダルシャはさらにこう続けます。 

「そうだ。そして、残念ながらお前さん はそれ以外の生き方を知らない。まるで知らない、何も知らない。だからお前さんは自分の頭では何も考えられず、ごく ごく小さな世界の中で、習慣的・機械的 ・反応的にただ生存しているだけだ」 

「ジョン、“生存している”と“ほんとうに生きている”とは、存在の形態が違うのだ。いまの君は生存しているだけだ。 生きてはいない。それに気づくんだ」 

ジョンは、ダルシャの勧めに従い、北の大地にあるという『ハイランド』に向かいます。 

北の谷のイノシシ軍団、ベレン山の『赤い魔獣』、レグードゥの森のシーザー (皇帝)などと遭遇し、何度も危険にあいながら、ジョンはようやく「ほんとう の自分」が何なのかを悟ります。 

読み始めたら最後、一気にラストまで読んでしまうこと、間違いなしの自己啓発寓話です。 

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。 

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俺たちは誰かに『飼われる』ために生まれてきたんじゃない。俺たちの本質は『自由』だ 

お前さんはトドメを刺した獲物たちに何か恨みでもあったのかい? 

その獲物 自分が生きるための糧として狩ったのかい? 

その者たちのいのちは、お前さんのいのちになったのかい? 

ジョン、“生存している”と“ほんとうに生きている”とは、存在の形態が違うのだ。

いまの君は生存しているだけだ。生きてはいない。

それに気づくんだ 

いいか、迷ったときは魂に聴くんだ。

魂は全てを知っている 

そんなこと、考えたこともなかった。食べたものと一緒になる。

いのちが一緒になる。身体は死んでも、いのちは続いて いく… 

僕の一部になったウサギのためにも、僕はしっかりと生きていかなきゃいけない。 

それがウサギのいのちに対する責任だ。 

生きるということは、いのちに対して責任を果たすことなのかもしれない 

肉体は魂の乗り物なのじゃ。エゴは御者にすぎぬ。

魂こそがわしらの本質なのじゃ 

引き返すという選択をすれば、いのちは ながらえることができるだろう。

でも、それがほんとうに僕の行きたかった場所 なんだろうか? 

それが僕らしい生き方 なんだろうか? 

それがほんとうの僕なんだろうか? 

逃げれば逃げるほど“恐怖”と“不安”は 追ってくる。

いずれ、それに捕まって、そのほんとうじゃない自分が、ほんとう の自分に入れ替わってしまうんだ 

苦しみとは、目の前に展開する世界に対 する抵抗が創り出すのじゃ 

全ての攻撃は、愛してほしいという心の声なのです 

三つの生きる価値 

1.『創造』するという価値 

2.『体験』する価値 

3.『態度』による価値 

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猟犬・ジョンの物語を通して語られる、「ほんとうの自由」とは何か。 

役割や責任、ポジションに縛られて身動きできなくなっている人に、生きるヒントを与えてくれる、必読の自己啓発スト ーリーです。 

結末はぜひ、自分でご確認ください。 

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すばらしい書評、ありがとうございました。!

自分の魂の声が聞こえずに、何をどう生きたらいいのか分からない人は、ぜひ読んでみて下さい。このような方におすすめします。

①いまの自分が「ほんとうの自分」を生きていないような気がする

②不安や恐れがあたまから離れないときがある

③「ねばならない」で苦しくなる時がある

④自己否定感の渦に落ちしまうことがある

⑤評価や持ち物などに執着して苦しくなる時がある

⑥「心の平安」や「ほんとうの自分」は何か知りたい




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