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ソイレント・グリーン(1973)

リチャード・フライシャー監督の1973年作品「ソイレント・グリーン」は、"ネタバレ一発アウト"な映画です。

2022年のニューヨークは、人口が4千万人となり、激しい人口増加で住む場所もなく、道路やアパートの階段や至る所に人がひしめき合っている。また、極度の地球温暖化により植物も動物も生きられなくなった世界では食料不足に陥り、人々は週に一度政府から配給されるソイレント・グリーンという、ソイレント社が海のプランクトンから作るという味もしない合成食品を食べながら細々と暮らしていた。

そんなある夜、サイモンソンというお金持ちが殺害される。殺人課のソーン刑事は捜査に乗り出すのだが、様々な妨害が入り、ついには暗殺されそうになる。一体、この事件の裏には何が隠されているのか!?

という、主人公が危険な目に遭いながら世の中の闇に切り込んでいく系の物語であり、製作されたタイミングだと49年後の未来社会を描くディストピアSF映画として、なかなか衝撃的な内容だったかと。2024年の現在にこの映画を見ると、さすがにちょっと古めかしいし、こんな2022年にならなくて良かったなぁって思ったりもするけどね!

今年の5月17日からデジタル・リマスター版が再び日本で劇場公開されますが、観に行く方は事前情報を入れずにいらっしゃってください。

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