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ロードバイクをフラットバーハンドルにする(その4)

 私は余り深く考えずにロードバイクを購入し、ドロップハンドルを使い切れずにフラットバーハンドルに改造せざるを得なかった訳だが、体の柔軟性は低いけれども物事を深く考えるタイプの人は最初からフラットバーハンドルの自転車を購入すれば良いのだろうか?

 そこで選択肢の一つとなるのがクロスバイクだ。クロスバイクの定義は少々曖昧なところがあるが、色々な情報を見る限りは下記のような特徴があるようだ。

(1)(ロードバイクと比較して)フラットバーハンドルである車種が圧倒的に多い
(2)(ロードバイクと比較して)太いタイヤを装着している車種が多い
(3)(ロードバイクと比較して)トップチューブ、ホイールベースが長い車種が多い
(4)(ロードバイクと比較して)重量が大きい車種が多い
(5)(ロードバイクと比較して)価格帯が低めの車種が多い
(6)(ロードバイクと比較して)街乗りなどのカジュアルで、短距離走を目的とした用途に向いている機種が多い

 等々・・・・

 ロードバイクとマウンテンバイクの中間的な自転車がクロスバイク・・・みたいな定義もあるが、まあ当たらずとも遠からず的な感じだろう。

1.私はクロスバイクを購入すべきだったのだろうか?

 私の場合は答えは「ノー」である。最初にロードバイクを購入してしまったので意地になっている・・・という訳では決してない。理由はちゃんとある。

 まず、私の場合は大前提として「輪行」という重要な要素がある。つまり、走行性能と同じくらい輪行性能が重要なのだ。この輪行性能を考慮した場合、クロスバイクの(3)と(4)の特徴は大きな問題である。

 しかも、私の場合は愛車をカジュアル用途に利用する事は無い。大事に保管している自分の部屋から運び出すのが面倒なのと、盗難等のリスクを極力避けたいからだ(1800mmのチェーンロックをわざわざ持ち歩きたくはない)。カジュアル用途にはママチャリを利用すれば良いのだ。

 どうやら、世の中にはフラットバーロードという、ある意味特殊な車種も一部販売されているようだが、車種選定の選択肢が余りにも制限されてしまう。

 したがって、輪行愛好家にとっては普通のロードバイクを敢えてフラットバーハンドル化する・・・というのは、それなりに理にかなった対応だと思うのだ。

 ちなみに、最近のロードバイクはディスクブレーキ装備の車種が圧倒的に多くなっているらしいが、どうやらこれは「輪行性能の追求」には逆行する動きらしい。まあ、私は健康寿命が尽きるまで、現行の愛車を乗り続けるだけなのだが・・・。