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幸福度が上がるお金の使い方。【実践版:MIND OVER MONEY】


「幸せになるお金の使い方」を知っていますか?

稼いだり節約することばかり考えていても、使い方で損をしては意味がありません。

私たちが今よりお金を欲するのは、今よりの幸福や安定が欲しいからです。

せっかく手にしたお金を無駄にしないために、「幸福のための正しいお金の使い方」を、

ナイル川よりも長い心を持った私が教えてあげちゃいましょう。


参考文献は、下記の本です。


なぜ、「お金の使い方」を間違えるのか?


ひとことで言うと、「お金の勉強をしていないから」です。


人の金銭感覚は、知能指数に比べて変化しやすいといわれています。
しかし、仕事の満足度に比べたら安定しているそうです。

つまり、人生の中で、

勉強して頭が良くなるよりも、金銭感覚は変わりやすいけれど、
転職や価値観の変化による仕事への満足度に比べると、金銭感覚に揺らぎはない。

とのことです。

これは何を意味するのかというと、

一度間違った金銭感覚を身につけてしまうと、なかなか抜け出せないかもしれない。

ということができます。


逆に、意識して学習すれば、

IQを上げるよりも、正しい金銭感覚を身につけることは容易いこと。

なのです。

一緒に、お金に対する人間心理を学んでいきましょう。


この記事で学べること。


お金に対する人間心理は、とても複雑です。
そのため、前半と後半に分けて3つずつ知恵をお届けしますね。

【前半】
・大金を手に入れても幸福になれない人の特徴。
・大金持ちを夢見る人の注意点。
・お金を手に入れた時の賢い使い方。
【後半】
・努力が続いてしまうインセンティブ(報酬)設定法。
・少量から無限大にまで、幸福度が上がり続けるお金の使い方。
・無駄なことにお金を使わないために、「自分にとって大切なもの」の見極め方。

前半は無料で読めます。

せっかく手にしたお金を無駄にしない知識だけでも、持ち帰って下さいね。


宝くじに当たった人の末路。



「大金が手に入った」事例として、一番近い「宝くじの当選」を例にお話していきますね。

「宝くじの当選」で不幸になった2人の男性をご紹介します。(ここは読み飛ばしても構いません)

・「当選」=「悪夢」になった男。

1998年にペンシルベニア在住のウィリアム・バド・ポスト3世は、宝くじで1600万ドル(約17億6000万円)の賞金を獲得した。

彼は5年後、ワシントン・ポスト紙に、「当選は悪夢」だと語っている。

当選後の人生は、実の兄弟が自分を殺すための殺し屋を雇ったり、7回結婚したうち6回も離婚するような経験をして、「うまくいかなかったことリスト」を書き出すと長くなるくらいだ。
その後も繰り返し、貧しかった頃の方が幸せだったと言っているらしい。
・「当選」=「死の宣告」だった男。

アブラハム・シェイクスピアは、2006年に3100万ドル(約34億1000万円)を手に入れた。
それは「宝くじの当選」というより、「死の宣告」だった。

まず、同僚からシェイクスピアに券を盗まれたと訴訟を起こされた。
賞金の半分を求められたが、幸い、シェイクスピアは裁判で勝つことができた。
でも、金をせびられるのにはもううんざりだった。

そんな時、シェイクスピアにたかろうとする連中を題材に本を書きたいという、ドリス・ムーアという女性に出会った。
人間不信に陥りかけていたシェイクスピアだが、ムーアとは意気投合して、資産の管理を全面的に任せることにした。

しかし、シェイクスピアにたかろうとしていたのは他でもないムーアだった。
その後2010年、シェイクスピアは死体で見つかり、ムーアは殺人の罪で有罪判決となり、終身刑を宣告されている。


宝くじに当選して、むしろどん底まで落ちた2人の男性について紹介しましたが、この2人が不幸だっただけで、実際に当選している人の中には、幸せになっている人もいるのではないか?という疑問を抱くのは当然ですよね。宝くじに当選して幸せになったという事例の方も存在するはずですから。

なぜ、この2人は不幸になったのか?
「たまたま周りに悪い人がいただけ」
「本人の日頃の行いが悪い」


つまり、宝くじの当選(大金)を手に入れても幸福になれない人の特徴とは、人間関係の管理が下手という結論になります。

心理学的にも、人間の幸福度を一番左右させてるのは人間関係といわれていますから、やっぱり幸福のために人間関係の管理は欠かせませんね。


では次に、実際のお金の管理についてお話します。

人間関係が良好だったら、お金から得られる喜びが最大化するかというと、そうではありません。

「お金の手に入れ方」「お金の使い方」次第で、幸福度が変わってくることを解説しますね。


愚か者に課せられた、税金以外の苦しみ。


宝くじを買う人は、そのあまりにも低い還元率から、「愚か者に課せられた税金」と金融リテラシーの高い人にバカにされたりします。

しかし、当選の確率うんぬんの前に、「一気に大金を手に入れることが幸せ」という価値観がそもそも、間違った金銭感覚かもしれません。

つまり、仮に宝くじが当たって払った税金以上の収入を得たとしても、それ以外の苦しみが待ち受けているわけです。


まず、なぜ間違った金銭感覚なのかというと、人間には『快楽適応』という心理が備わっているからです。

これは、『どんな喜びにも苦しみにも、いずれ慣れて(飽きて)しまう』という人間の性質を表した言葉です。

一気に大金を手に入れると、喜びの基準値が高くなり、些細なことに喜べなくなる。
一気に不幸に転落すると、喜びの基準値が下がり、小さな幸せに気づきやすくなる。


「お金の手に入れ方」「お金の使い方」に答えを出すなら、

「右肩上がりを作ること」が一番賢いでしょう。

一気に手に入れた喜びは、その次がないといけないわけで、さっさと大金持ちになるくらいなら、徐々に改善する家計を眺めた方が幸せな人生かもしれませんね。

つまり、経済学的にも、心理学的にも、宝くじで一気に大金持ちを目指す人は、愚か者なのです。


【まとめ】大金を手に入れた時の3つのヒント。


①大金を手に入れても幸福になれない人の特徴。
人間関係の管理が下手。
周りに悪い人がいる場合、宝くじの当選は悪夢になる。
そもそも、幸福に一番必要なものは「お金」ではなく「人間関係」である。
②大金持ちを夢見る人の注意点。
一気に大金を手に入れると、喜びの基準値が上がってしまう。
すぐに大金持ちになりたい気持ちはわかるが、その後の幸福度の上昇のハードルが高くなる。
常に「右肩上がりを作ること」を意識しよう。
③お金を手に入れた時の賢い使い方。
もし大金を手に入れる機会があった場合、一度に多くのお金を使うと、些細なことへの喜びが失われる。
②と同じように、消費感覚は徐々に増やしていく努力をしよう。


※ここまで無料※


ここまでは、万が一、というと失礼ですが、(笑)

あなたが大金を稼ぐことになった時に不幸にならないためのヒントでした。


後半は、メインテーマの「お金を使えば使うほど幸せになる方法」を語ります。

心理学の知識を応用すれば、少額からでも幸せになれる方法はありますし、
これから稼ぐために、努力の右肩上がりを助けることも可能です。

もう一度、後半にどんなお話をするのか書いておきますね。

【後半】
・努力が続いてしまうインセンティブ(報酬)設定法。
・少量から無限大にまで、幸福度が上がり続けるお金の使い方。
・無駄なことにお金を使わないために、「自分にとって大切なもの」の見極め方。


ご褒美を与えるほど幸せになる!~その条件とは?

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