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【実践版】WORK SHIFT。未来のために取り組むべき3つの課題!

👆の実践版です。

上記の記事では、働き方改革をする上で、私たち”個人”が取り組むべき課題を3つご紹介しています。

参考文献は、『WORK SHIFT』です。

今回お話する内容は、
①未来を形作る5つの要因から、時代がどう変わるのか?をご紹介。
②未来のために、私たちが取り組むべき3つのシフト(転換)を具体的に解説。
③この本を読んでいて、見出すことができた1つの結論。

これから、どんどん時代の変わるスピードが速まっていきます。

それなのに、不満を抱いたまま今の会社に勤めていていいのでしょうか?

【未来】を形作る5つの要因とは?時代はどう変わる?


まず、未来を形作る5つの要因をご紹介します。

要因1:テクノロジーの進化
要因2:グローバル化の進展
要因3:人口構成の変化と長寿化
要因4:社会の変化
要因5:エネルギー・環境問題の深刻化

これらの要因が影響して、時代がどう変わるのかというと、3つの暗い現実が考えられます。
これは、未来に対して何も準備せず、漫然と迎えることで陥ってしまう暗い現実です。

「漫然と迎える未来」
暗い現実1:いつも時間に追われ続ける未来
暗い現実2:孤独にさいなまれる未来
暗い現実3:繁栄から締め出される未来

先ほど紹介した五つの要因が影響して悪い方へと進むと、
プライベートな時間と場所が奪われ、
オフラインでの(つまり生の)人間関係が失われ、
富裕層と貧困層の格差は広がり、それがわかりやすくなるおかげで、比較による不幸や不信の感情が強まっていく。
ということです。


正直なところ、本書が想定したこの未来たちは、想像に難くない時代の変化です。
2012年に出版された本書は、2025年問題に向けて書かれたものです。
現在2020年であり、もう時代の変化は目の前です。
そのため、その中身を具体的に解説することは省いていいでしょう。
(要約記事では解説しています)

あなたは、未来の自分を幸福にさせる準備ができていますでしょうか?

ここから、私たちが取り組むべき課題として、3つのシフト(転換)をご紹介します。

【資本】取り組むべき、3つの課題!


時代の変化に合わせて私たちも変化するために、取り組むべき課題を解説します。

それは、3つの資本を形成するという取り組みです。

「3つのシフト」
第一のシフト:知的資本
第二のシフト:人間関係資本
第三のシフト:情緒的資本

それぞれ超簡単に解説します。

第一のシフト:知的資本
これからのキャリアを築くには、「専門技能の”連続的”習得」「セルフマーケティング」が必要。

今までは、1つの会社にいて、個人的な専門性を身につけるというよりは、上司に言われたことをこなすだけの何でも屋さんだったかもしれません。
しかし、これからは、その幅を狭くしてでも高度な専門知識と技能が必要とされてきます。

そして、”連続的”と強調したのは、転換点は一度ではなく、時代の変化に合わせてどんどんと専門性や実際の仕事内容を転換させていく必要があるからです。

一度会社に入ったら定年まで守られる終身雇用という制度も概念もなくなり、自ら変化を作っていかなくてはなりません。
そのためにも、専門技能の連続的習得に合わせて、セルフマーケティングが必要です。
自分の市場価値を把握し、自分の能力や人材価値を売って、転職していくことや、
世間のニーズに合わせて、方向性を決めていく努力が欠かせません。

どれだけ長い期間仕事に就いていようが、その会社でしか通用しない知識や能力は、あなたの資産価値にはならないのです。


第二のシフト:人間関係資本
本書で提案されている「三種類の人的ネットワーク」を中心に、関わる相手を考えて関係性を育もう。
「三種類の人的ネットワーク」
・『ポッセ』
・『ビッグアイデア・クラウド』
・『自己再生のコミュニティ』

それぞれの言葉の意味は知らなくてもいいですが、どのような種類に分かれるのかを解説します。

『ポッセ』とは、いわゆる『仲間』のことです。
普段、一緒にいて活動することの多い、仕事仲間のような関係性をイメージしてください。
仕事上で深い話し合いができる種類の相手が『ポッセ』です。
『ビッグアイデア・クラウド』は、『友達の友達』です。
ずっと同じ仲間とばかり付き合うのではなく、友達の友達か知り合い程度の種類の相手と関わってみることが、前進につながることもあります。
(専門用語で「弱い紐帯」という)
この種類の相手が『ビッグアイデア・クラウド』です。
『自己再生のコミュニティ』とは、要するに『精神的な支え』です。
親友や恋人のことで、頻繁に会っては食事を共にしたり、冗談を言い合って安らぎの空間を共有する種類の相手です。

ちなみに、3つ目に「家族」は意図して入れませんでした。(入れてもいいですが)
この『三種類の人的ネットワーク』を紹介する上で最も重要なことは、自分の人間関係を意識的に育むということです。
「家族を大事にしろ」「身近な人に感謝しろ」と他人から押し付けられた価値観に反応するだけの時代は終わったのです。


第三のシフト:情緒的資本
ひとことで言うと、古い約束事(価値観)から脱却しよう!
 仕事の世界の「古い約束事」とは?
 私が働くのは、給料を受け取るため。その給料を使って、私はものを消費する。そうすることで、私は幸せを感じる。
(出典:WORK SHIFT)

この価値観を貫いた結果は、今よりもっと幸せを求め、今よりもっと消費するために、今よりもっと働くことになるだけです。

「幸せ=ものを消費すること」という「物質主義」からは脱却しましょう。

つまり、私たちが築くべき情緒的資本は、自分は何をしている時が幸せなのか?を把握できる「経験主義」です。

「仕事=お金を稼ぐこと」という価値観から脱却し、自分のニーズに沿った経験をしていけるように、仕事や活動をオーダーメイドしていかなくてはなりません

【転換】これは、「転職」の本ではなかった!


この本を手に取った時の私は、転職を成功させたいという願望がありました。
しかし、読み終わった後、考え方がガラリと変わりました。

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