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マッチングアプリと障がい者の恋愛結婚について思うこと


僕のライフワークは障がい者とご家族の心と身体の健康と自立を支援することだが、その実現に恋愛も有効だと思う。

障がいがあってもやはり人間。
恋愛や結婚のニーズは強い。

しかしあきらめてる人も多い印象がある。
その理由は大きくふたつだと思う。

ひとつめは自分が障がい者であることを悲観的に捉えていること。

二つめは経済的な問題だが、以下にひとつの例を紹介したい。

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僕の友人は昨年結婚式を挙げた。

彼とは約5年前にみんなねっとのイベントで知り合った。

彼はメンタルの障がいを持つが、僕と出会い、僕の会社と関わることで「親なきあとの問題」に向き合うことになる。

親がいない暮らしに向き合う苦しみを味わうことになるが、苦しみを乗り越えようとした彼の未来には明るい展開が待っていた。

B型就労から短時間の一般就労にステップアップ。ピア活動も開始し彼女を見つけた。

勤務時間も少しずつ伸ばしていくようになった。

実は彼女も障がいがある。共通言語と共通の人生体験が多いふたりが出会い、支え合う関係へと発展、結婚に至った。

現在は体験を語る講演活動もするようになり、各地の障がい者家族会からスピーカーとして呼ばれるようにまでなった。

(他にも性的マイノリティの方の恋愛事例もあるが別の機会に投稿したい)

友人の場合、障がいを悲観的に捉えていた者同士が出会うことで、まるで掛け算のように心と暮らしが変化。

マイナスとマイナスを掛けるとプラスになるが、そんな感じ。

そして経済的な問題はふたりが出会うことで解消された。
ふたりとも障がい年金の受給者であるからだ。
年金ひとり分ではこころ細いがふたり合わせればそれなりに暮らせるだけの金額になるのは支援者なら理解できると思う。

これにより最低限の経済的安定を確保し、安心して就労に向かうことができたり可能性が広がっていく。

友人の例は僕にとってもステキなストーリーなのだが、そんなストーリーを増やすにはどうすればいいのかとぼんやり考えることがあるのだが、この記事を読み、マッチングアプリはひとつの答えのように思えた。

普通に暮らしていたら出会いないような出会いが見つけられるのがネットのメリット。
「どうやって出会うか?」を解消できる手段になりえる。

人は誰かを好きになる、愛すると自分の身体の中にある心の動きを自覚しやすくなる。

要するに「頑張れる」ということ。
障がい者である僕自身も経験したことだから、多くの人がステキな出会いを見つけられると良いと思う。

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なぜ、マッチングアプリ経由で結婚した夫婦の離婚率は低いのか? 堀江貴文氏「今後、マッチングアプリ婚が王道になる」 | 集英社オンライン https://shueisha.online/entertainment/143840

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